偉大な記録のストップしてしまった昨年、今後の巻き返しなるか?

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いまや海外の一流繁殖牝馬がディープインパクト目当てに来日するなど、海外でも活躍が目立つようになり、すっかり世界の一員となった日本の馬産業界。また、ルメール、デムーロ騎手をはじめ、短期来日する外国人騎手の質・量ともにあがっている印象もあり、グローバル化という言葉が相応しくなってきたように感じます。

しかしながら、2011年のドバイワールドカップでヴィクトワールピサが優勝して以来継続していた“日本所属馬による海外の国際G1制覇”の記録が昨年でついにストップしてしまいました。年末の香港国際競走では2着に3頭送り込んでいるだけに非常に惜しまれる結果となりましたが、勝負は非情なもの。記録は7年連続でストップということで、今年からは8年以上を目指してのリスタートとなります。

記録上は日本馬の不振に終わった2018年に見えるかもしれませんが、日本から豪州へ移籍したブレイブスマッシュがG1を2つ勝利し、前述のディープインパクトの血統が欧州のクラシックを賑わせ、ハーツクライ産駒のYoshidaも米G1を2勝挙げるなど、関連ニュースで見れば決して暗い時代ではないと言えそうです。

年を明けて最初に迎える日本馬の海外遠征と言えばこれまでのイメージではドバイがあてあまるかと思いますが、今年から新設されたアメリカのG1・ペガサスワールドカップターフにアエロリットが招待されており、今月26日に開催ということで、早々と朗報の届く可能性もあります。

また少し先の話にはなりますが日本の至宝アーモンドアイがエネイブルの3連覇を阻止すべく凱旋門賞へ挑むといった話もあり、日本国内のレースのみならず海外競馬も昨年以上の盛り上がりを見せてくれることでしょう。