富田暁騎手、アメリカに1年以上の長期遠征へ。

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昨年は栗東の坂井騎手がオーストラリアに滞在して武者修行をしました。日本の競馬のレベルが上がり国際水準に達したと言われて久しいですが、外国人ジョッキーの勝利が目立つようにまだまだ改善点が見られるのも確か。普通に生活する分には経済的にも治安的にも恵まれている日本の良い意味でも悪い意味でも「ぬるま湯的」と言われる環境からあえて外に飛び出して自身を磨くというスタンスはグローバル化の望まれる昨今においてますます必要になっていくのかもしれません。

デムーロ、ルメール両騎手ともに言葉の壁を乗り越え、様々な努力の賜物が今の結果に繋がっているわけで、既に日本に充分以上に馴染んでくれている両名ですが、やはり日本人ジョッキーにも活躍してもらいたいという思いは捨てきれない部分もあります。

今年は栗東・木原厩舎所属の富田暁騎手が2月から長期に渡りアメリカへ武者修行へ出るようです。まだデビュー2年目の超若手ですが、最低でも1年以上の長期滞在を予定しているとのこと。JRAでのこれまでの成績は2017年17勝、2018年29勝と勝ち星を増やしてきている中で敢えての武者修行となります。

これまでもJRA所属騎手の海外遠征は多くあり、日本のレジェンド武豊騎手も若い頃から海外へと果敢に挑んできましたが、重賞実績もない若手のアメリカへの長期遠征は類がないだけに、このチャレンジがどうでるのか渡航中、帰国後ともに楽しみですね。