阪神土曜メインは3歳マイル重賞の「アーリントンC」です。2018年に開催時期が2月から4月に移行し、NHKマイルCの前哨戦としてリニューアルされた同レース。今回は、2月に施行されていたアーリントンCを含んだ過去10年間のデータをもとに傾向を探っていきたいと思います。

■伏兵に注意、波乱傾向強め

人気は「1番人気」が最多の6勝を挙げており、連対数も最多です。ただ、「2番人気」は1勝、「3番人気」は0勝と、1番人気以外の上位人気は勝率が低めです。下位人気を見ますと「6～9番人気」が3着内が9回と多く、中穴クラスの好走が目立ちます。3連単の配当も高額配当が多く、2019年は136万馬券の超高額配当も飛び出しております。波乱傾向は強めの一戦と言ってよいでしょう。

予想オッズ

下記の予想オッズは登録馬の独自予想オッズになります。正式オッズは馬券発売後に随時公開されますので、必ず主催者発表のものと照合しご確認ください。

■「外枠」＆「差し・追い込み」が好成績

コースは阪神の芝1600mを使用。枠は「5枠」が最多の4勝を挙げており、連対数も最多です。3着内の回数は「5枠」と「6枠」が最多となっています。「1～3枠」からは勝ち馬が出ておらず、内枠が不振です。内枠不利・外枠有利の傾向が顕著に出ています。

脚質は「追い込み」が最多の4勝を挙げており、連対数も最多です。ただ、「逃げ」「先行」「差し」も2勝ずつを挙げており、どの脚質もまんべんなく好走しています。「差し・追い込み」がやや優勢という程度に考えたいと思います。

■馬体重の増減が「-9～-4kg」だった馬に注目

馬体重の増減は、最多の4勝を挙げ、連対数と3着内の回数が最多の「-9～-4kg」に注目です。

■「栗東牡馬」が中心

性別は9勝を挙げている「牡馬」が中心で、所属は8勝を挙げている「栗東」が中心となります。

■前走レースはフラットな傾向

前走レースは「シンザン記念」と「朝日杯FS」が3勝ずつを挙げており、連対数も同率タイとなっていますが、今年はいずれのレースから来る馬がいません。その他のレースに傾向らしい傾向は見られませんので、前走レースについてはフラットな目線で予想したいと思います。

前走着順は「3着」が最多の3勝を挙げており、連対数と3着内は「1着」が最多となっています。前走1着馬は、勝ちきれないまでも2・3着に絡むケースが目立っています。

■騎手は「浜中俊」に注目

騎手は「浜中俊」と「M.デムーロ」の2名の騎手が2勝を挙げていますが、今年はデムーロ騎手の騎乗予定がないため、騎乗予定のある「浜中俊」に注目したいと思います。