桜花賞の前日に桜花賞と同じ条件で行われる阪神牝馬ステークス。一昨年までは1400mだった阪神牝馬ステークスは、昨年から1600mとなりよりヴィクトリアマイルへのステップレースとして重要になってきています。 それに合わせてG1レベルの牝馬が出走するようになってきたようで、今回もオークス、秋華賞とG1を2勝しているミッキークイーンをはじめ、昨年のエリザベス女王杯を勝ったクイーンズリング、古豪メイショウマンボ、G1未勝利もG1戦線で上位に来ているデニムアンドルビーなどの名前の知られた馬達が出走しています。 その他にも、現在条件戦を連勝中のアドマイヤリードや、ジュールポレールなどの上り馬、昨年の牝馬クラシック路線で活躍したデンコウアンジュやアットザシーサイドなども出走し、なかなかハイレベルの出走メンバーとなりました。 そんなハイレベルなメンバーが集まった阪神牝馬ステークスですが、すんなり上位メンバーだけで決まるような気配はしてこないというのが正直な印象です。というのも、今年は有力馬が集まったものの、その多くが末脚自慢であり、週末の天候が雨予報であることを考えると有力馬達の末脚が鈍ることが十分に考えられるのです。 そこでねらい目となるのが生粋の先行馬であるエテルナミノルです。3走前にオープン入りしてからオープンを2戦し、7着、15着と大敗が続いていますが、大敗とは言え勝馬との着差は0.5秒差、1.0秒差と、実は着順ほどはひどい負け方はしておりません。 3走前の1600万を勝利した時は、小雨が降る稍重馬場で東京1600mを2番手から押し切っていおり、道悪はこなせそうです。週末は雨の予報となっており、天候が味方になってくる可能性は高いです。有力馬のほとんどが差し・追い込み馬で有力な先行馬は不在。案外ペースは楽になる可能性が高く、道悪で番手から押し切る競馬を経験しているエテルナミノルなら格上相手でも十分勝ち負けに加われるのではないでしょうか。 先行馬不在で雨予報の阪神牝馬ステークスは、ペースも馬場も味方してくれそうなエテルナミノルにチャンスがあると予想し、穴馬としてエテルナミノルを狙ってみたいと思っております。先行して粘り込んでくれればかなりの高配当を演出してくれるのではないでしょうか。