今週はサマー2000シリーズ第3弾「小倉記念」が開催です。波乱多きハンデ戦、そしてシリーズの行く末を占う一戦ということで注目度は高い一戦となります。今回は出走予定馬の中でも上位人気となりそうな有力馬3頭をピックアップしましたので予想の参考にお役立てください。

ディープモンスター（牡7、池江泰寿厩舎）

前走の目黒記念・4着から参戦するディープモンスター。スタートから控えて脚を溜める競馬を選択。タフな馬場にペースはスローと展開が向かない中でもうまく折り合い、勝負どころでは外に出して上がり最速の脚で差のない4着に好走しました。格上相手となると厳しいですが、今回のメンバーが相手なら苦戦をすることは無いでしょう。展開に左右されやすいタイプではありますが、前走見せた強い内容から、ここでも上位争いに加わってくる可能性は高そうです。

エピファニー（牡6、宮田敬介厩舎）

前走の新潟大賞典・15着から巻き返しを狙うエピファニー。見せ場の無い凡走でしたが、斤量58.5kg、タフ馬場の新潟2000mと条件は厳しかった印象です。小倉コースでは2024年の小倉大賞典制覇や中京記念・2着、今年の小倉大賞典もトップハンデを背負って0秒3差の5着と巧者ぶりは健在で、小倉適性は上位。小倉替わりはプラスに働くはずです。メンバーレベルもそこまで高くなく、ここは巻き返しの期待十分でしょう。

リカンカブール（セ6、田中克典厩舎）

前走の小倉日経賞・5着から参戦するリカンカブール。前走の小倉日経賞は、中団を追走し、勝負どころでは馬群から抜け出しをはかるも、伸びずに5着が精一杯といった内容でした。コーナーと直線では右にモタレ気味で、パフォーマンスとしてはそこまでという印象を持っていた馬でしたが、ここまで大きく崩れるほどの悪条件が揃っていたというわけでもなく、本調子になかった可能性もありそうです。追い切りやパドックなどの情報をしっかりと見て判断したいところです。