中京競馬の7Rは、サマーマイルシリーズ第3弾「中京記念」が開催です。2021～2022年、2024年は小倉、2020年は阪神コースで開催されており、度々開催地が変わるため傾向が読みにくいところがありますが、今回は小倉・阪神で行われたレースも含めた過去10年間のデータをもとに、中京記念の傾向を探っていきたいと思います。

■2着はとくに荒れがち

人気は「1・5・6番人気」が2勝ずつを挙げており、連対数は「6番人気」が最多、3着内の回数は「1番人気」が最多となっています。「1番人気」は2勝、「2番人気」は0勝、「3番人気」は1勝と、上位人気の勝率は低めです。下位人気を見ますと、「6～9番人気」が2着4回、「10番人気以下」は2着3回となっており、2着に伏兵が絡むケースが目立っています。勝ち馬も幅広い人気馬から出ていますが、2着はとくに荒れがちです。3連単の配当が10万馬券以上だったのは3回と極端に波乱が多いわけではありませんが、そのうち1回は330万馬券と超高額配当も飛び出しています。人気馬の好走率に低さからも、波乱には警戒したい一戦です。

予想オッズ

下記の予想オッズは登録馬の独自予想オッズになります。正式オッズは馬券発売後に随時公開されますので、必ず主催者発表のものと照合しご確認ください。

■「3枠」が好成績、脚質はフラットな傾向

コースは注目の芝1600mを使用。開催がスライドした影響で2020年は阪神で開催、2021、2022、2024年は小倉での開催となっています。今年は中京競馬場で開催となっているため、「枠番」と「脚質」については中京の傾向に焦点を当て、中京で開催された6年分のデータをもとに傾向を探っていきたいと思います。

枠番は「3枠」が最多の3勝を挙げており、連対数と3着内の回数も最多となっています。「4～6枠」からは勝ち馬が出ておらず、不振です。「7枠」と「8枠」が1勝ずつと外枠も好走しており、内外の有利不利は少なめですが、3枠はとくに好成績を挙げており、同枠に入った馬は注視したいところです。

脚質は「先行」と「追い込みを」が最多の2勝ずつを挙げており、連対数は「先行」と「差し」、3着内は「追い込み」が最多となっています。どの脚質もまんべんなく好走しており、脚質についてはフラットな目線で予想したいと思います。

■ハンデは「55kg」と「57kg」が好成績

ハンデは最多の3勝を挙げ、連対数も最多の「55kg」と「57kg」が好成績です。馬体重の増減は、最多の6勝を挙げている「-3～+3kg」に注目です。

■「5歳」が好成績

年齢は、最多の7勝を挙げ、連対数と3着内の回数が最多の「5歳」に注目です。性別は、勝ち馬は10頭中9頭が「牡馬」となっており、牡馬が中心となります。所属は「栗東」が8勝を挙げており、関西馬が優勢です。

■前走レースはフラットな傾向

前走レースは、「パラダイスS」と「米子S」が2勝ずつを挙げていますが、今年はいずれのレースから来る馬がおりませんので、前走レースについてはフラットな目線で予想したいと思います。前走着順は、「6着以下」に敗れた馬が3勝を挙げており、3着内の回数も12頭と多いので、前走で掲示板外に敗れた馬には十分な警戒が必要です。

■騎手は「松山弘平」に注目

騎手は唯一2勝を挙げている「松山弘平」に注目です。