近親にG1馬が複数、しかもオールドファンだけが知る渋い馬などではなく、最近競馬を始めた方でもわかるような馬だとしたら、期待感は更に高まるのではないでしょうか？そんな馬が今週土曜のメイクデビュー阪神芝1800mでデビューします。 父キングカメハメハ、母アドマイヤテンバ、母父クロフネの血統背景を持つアドマイヤキングです。肝心のG1馬はアドマイヤテンバの更に母、アドマイヤキングの祖母がG1を2勝したアドマイヤグルーヴ、そして叔父が2015年の2冠馬ドゥラメンテです。この母系なので遡れば実績馬は枚挙に暇がありません。 母父クロフネの血統を考えるとダートでも行けそうなイメージもありますが、長く脚を使うタイプで芝のほうが良さが出るというのが管理する友道厩舎サイドのジャッジのようで、芝の中距離をデビュー戦に選択したようです。 鞍上には叔父ドゥラメンテの主戦を務めたM・デムーロ騎手を迎えます。アドマイヤリードのクイーンS敗退や、秋の飛躍が期待されたアドマイヤミヤビの電撃引退など、悪いニュースの続く近藤オーナーに希望を持たせる競馬をぜひ見せてもらいたいところです。