今週末は今夏の函館最後の重賞「函館2歳S」です。今年もいよいよ2歳戦が始まりました。ほとんどの馬がレース経験が1戦のみというデータ派泣かせのレースですが、過去のデータからはどういった傾向が見られるのでしょうか。今回は過去10年間のデータをもとに函館2歳Sの傾向を探っていきたいと思います。

■上位人気馬は堅実、順当決着の傾向

人気は、「1番・2番人気」が4勝ずつを挙げており、勝率（40.0%）が同率トップです。「1番人気」が連対数および連対率（60.0%）でトップで、「2番人気」は3着内の回数および複勝率（70.0%）がトップとなっております。勝ち馬は全て4番人気内の馬となっており、上位人気馬が堅実です。「10番人気以下」からも4頭馬券に絡んでおりますが、勝ち馬は出ておらず、2・3着までとなっております。比較的、順当決着傾向が強い一戦と言って良さそうです。

予想オッズ

下記の予想オッズは登録馬の独自予想オッズになります。正式オッズは馬券発売後に随時公開されますので、必ず主催者発表のものと照合しご確認ください。

■「6枠」が好成績、脚質傾向はフラット

コースは函館競馬場の芝1200mを使用。枠番は「6枠」が最多の4勝を挙げ、連対数も最多です。また、勝率（20.0%）と連対率（25.0%）もトップとなっております。「3枠」が複勝率（38.9%）がトップで、3着内の回数が最多です。6枠の好成績が目立っているくらいで、内外の有利不利は少なめです。

脚質は、「差し馬」が最多の4勝を挙げておりますが、連対数・3着内の回数は「先行馬」が最多です。好走率ベースでは「逃げ馬」が勝率（10.0%）がトップで、「先行馬」が連対率（22.2%）と複勝率（33.3%）がトップです。どの脚質の馬も満遍なく来ており、極端な傾向は見られません。脚質傾向はフラットと見て良さそうです。

■馬体重の増減が「+4～+9kg」の馬に注目

馬体重の増減は、最多の4勝を挙げている「+4～+9kg」に注目。

■「新馬」を勝ち上がってきた馬が中心

レースの特性的に当然と言えますが、出走馬は新馬戦を勝ち上がってきた馬がほとんどのため、前走レースは「新馬」が中心となり、前走着順も「1着馬」が中心となります。

■騎手は「岩田康誠」騎手に注目

騎手は、唯一2勝を挙げている「岩田康誠」騎手に注目。