JRAジャパンカップ（2021）当日の馬場は？馬場傾向を距離別データで分析・予想

秋の東京開催は最終週を迎え、日曜メインに「ジャパンカップ」が開催です。今年は高速化がそこまでな東京ということで、馬場把握の重要性は高く、馬場状態はできるだけ正確に把握しておきたいところです。今の東京の馬場をなるべく正確に把握しておくためにも、今回は先週の20～21日の土日で行われた芝レースの「脚質」と「枠順」のデータを距離別にまとめてみたいと思います。

■2200m～

該当レースは「南武特別（2勝クラス）」の1レース。勝ち馬は内枠から番手追走し、抜け出して快勝。2着馬は5枠から3番手の好位追走から抜け出す競馬。内目の枠から好位で進めた馬が好走しています。

■2000m

該当レースは「新馬」と「未勝利」の2レース。枠は「6枠」と「7枠」から1勝ずつを挙げており、連対数と3着内は「5枠」と「7枠」が最多となっています。「1～5枠」は3着内が0回となっており、外枠が好走しています。

脚質で目立って好走しているのは「逃げ」。2・3着が1回ずつ入着しており、複勝率は1000％と好成績です。

■1800m

該当レースは「東京スポーツ杯2歳S（G2）」と「未勝利」の2レース。枠は「6枠」より外は3着内が0回となっており、外枠が不振です。

脚質は「差し」と「逃げ」が1勝ずつを挙げていますが、3着内は「先行」が最多となっています。やや前目で進めた馬が好走していますが、極端な傾向は見られません。

■1600m

該当レースは「新馬」、「未勝利」、「1勝クラス」、「赤松賞（1勝クラス）」、「秋色S（3勝クラス）」の5レース。枠は「1枠」が最多の2勝を挙げており、連対数は「1枠」と「8枠」が最多、3着内は「8枠」が最多となっています。最内と大外が好走しており、内外の有利不利は少なめです。

脚質は「差し」が最多の3勝を挙げており、連対数も最多です。3着内の回数は「先行」が最多となっています。「逃げ」も2着が2回、「追い込み」も2・3着に1回ずつと極端な脚質も好走しており、脚質はフラットな傾向となっています。

■1200～1400m

該当レースは「新馬」、「1勝クラス」、「2勝クラス」の3レース。枠は「4・5・8枠」が1勝ずつを挙げており、勝ち馬はまんべんなく出ています。ただ、「1～2枠」は3着内が0回となっており、内枠が不振です。

脚質は「逃げ」が最多の3勝を挙げており、「先行」も2・3着が2回ずつと前目で進めた馬が好走傾向にあります。

■まとめ

枠は「1枠」が最多の3勝を挙げており、連対数と3着内の回数は「8枠」が最多となっています。勝ち馬はどの枠もまんべんなく好走していますが、外枠の馬が2・3着に絡んでくるケースが目立っています。

脚質は「差し」が最多の5勝を挙げていますが、「逃げ」と「先行」も4勝ずつを挙げており、脚質に極端な傾向は見られません。東京は今秋開幕週から意外と差しが決まっていましたが、先週からCコースに替わってやや軽くなって内、前有利の馬場になってきた印象。週末まで晴れが続きそうで、ある程度先行できて速い馬場が得意な馬には注意しておきたいところです。