【加付式“連番の法則”】安田記念など先週の回顧・検証

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「緊急事態宣言」は全国で解除となったものの、北九州や東京都などでは「第2波」の兆候が懸念され、特に東京では改めて「東京アラート」が発せられた。そんな中、JRAでは既報どおり、関係者に対する「感染拡大防止策を解除」した上で、先週も無観客での開催を継続。

こうして予定通りGⅠレースが行われてきた日本だが、開催そのものが一時中止となった海外でも無観客ながら再開されつつあり、欧州、豪州に続いて、アメリカ、カナダでも競馬開催が再開された。競馬の母国・英国では「コロネーションカップ」そしてクラシック競走の「2000ギニー」や「1000ギニー」といったGⅠ競走も先週から開催され始め、世界の競馬が動き出した。

先週の日本では、また偉大な記録がひとつ。横山典弘騎手は、JRA通算20,000回騎乗を日曜東京3Rで達成。史上・現役ともに6人目となる大記録を、自らの勝利で見事に飾った。

そして偉大な記録挑戦で迎えた、GⅠ「第70回 安田記念」。芝GⅠ歴代最多8勝目への挑戦で、一般ニュースでも大きな話題となったアーモンドアイ。「達成を信じた単勝支持」1.3倍で発走を迎えたが、結果は惜しくも2着。3番人気の4歳牝馬グランアレグリアに届かなかった。記録挑戦は秋に持ち越しとなった。

それでは、先週の結果を振り返ろう。

先週もメインGⅠ・安田記念では、連番の法則の「一組連番」で決着。また、前日土曜のGⅢ鳴尾記念でも「一組連番」決着をみており、先週は土日のメイン重賞でともに連番の法則決着となった。

6月6日
-東京京都合計出現率(%)
ALL連番1014.2
一組連番571250.0
同番21312.5
合計88--
出現率(%)66.766.7--
6月7日
-東京京都合計出現率(%)
ALL連番21312.5
一組連番43729.2
同番12312.5
合計76--
出現率(%)58.350.0--

先週は土曜日曜合計48レース中、出現確率No.1の「一組連番」が19レース、「ALL連番」が4レース、「同番」が6レースといった出現回数。「ALL連番」「同番」組み合わせは、ほぼ平均回数だったが、やはり「一組連番」が印象的にも実際にもやや少なかった。連番の法則全体では土日とも「50.0%~66.7%」で、5割以上の出現確率をなんとか残した。その代わり、と言うのも変かも知れないが「一組連番」は大きな配当を連発した。

先週の「一組連番」は、東京開催で大きな配当を多数記録。土日で9回を数えた「一組連番」のうち「10万超」万馬券は、半数以上の5回。しかも内4回が1・2番人気との「一組連番」で、配当は13万~65万。その平均配当は約34万で、残る1回も注目「4番人気」との「一組連番」で配当31万。100万超には届かなかったが、上位人気馬からの両脇馬番を抑えることで10万超馬券を手にできた週といえる。

前週多く出現した「同番」組み合わせだが、先週は通常に戻った。2場開催で土日ともに3回ずつの計6回出現。配当は万馬券4回だったが、内3回は10万超。土曜東京を除いた土日3開催で1回ずつ出現したので、「同番」組み合わせの法則買いを続けた方は、どこかで1回仕留められれば、おそらくプラス収支で終われた結果となったのでは。

最もお勧めと推奨している「ALL連番」は、先週も前週と同じ2場開催で全4回の出現。出現回数としてはまずまずと言えるが、配当「10万超」は、土曜東京10レースの1回であった。しかも、8番人気→12番人気→11番人気の「ALL連番」では、かなり難しかったといえる。上々の配当を手にし易かったと言えたのは、日曜東京か。出現2回ともに万馬券。1・2番人気が1・2着決着の順当結果で万馬券を演出した「ALL連番」の第4レース、そして注目「3・4番人気」との「ALL連番」で4万配当となった第7レース。2回の万馬券出現となったこの日曜東京に「ALL連番」の法則買いにチャレンジされた方も、まずまずの収支結果で終われたのでは。読者ご自身の軸馬2頭で連番が組める際には、是非連番の法則「ALL連番」チャレンジをお勧めする。

ちなみに、前回のコラムに最終レースに大万馬券発生率が異常に高いことをデータとともに付記したが、先週も土日計4回の最終レースでも全て万馬券決着となっている。内2回は連番の法則出現で4万、31万の配当。残る2回は法則外の決着となったが、その内1回は260万配当。最終レースは大万馬券の宝庫といえる。人気に捉われずに連番の法則で思い切ったファイナルチャレンジを!

馬券予想や組み立ては、人それぞれ千差万別。近走成績や指数、馬場適正やレース展開などなど、軸馬選定は今まで通り貴方次第で良いのです。

高確率で狙いたいなら「一組連番」、一発ホームランを狙いたいなら「ALL(すべて)連番」「同番」。いずれの組を採用するか(もちろんすべての組でも)は、貴方次第。そして特に大きな配当を目指すなら、注目すべきは「3~5番人気」からの組み合わせ。この「先週の出現確率」に納得いただけたなら、「加付式連番の法則」を「諦めず、次だ、次だ・・・」と試していただきたい。