今週はいよいよ3歳クラシック最終戦「菊花賞」が行われます。3000mという距離は出走馬の全てが初めて経験する距離となる故、実力比較が難しく、レース予想は難解を極めます。その特殊条件ということも相まって、波乱決着になることもしばしば。果たして今年の菊花賞はどのようなレースになるのでしょうか？今回は過去10年間のデータをもとに菊花賞の傾向を探っていきたいと思います。

■「1番人気」は堅実も、2～3着は荒れる

「1番人気」が最多の5勝を挙げており、連対数と3着内の回数も最多です。また、勝率（50%）・連対率（60%）・複勝率（70%）の全てにおいてトップです。ただ、「2番人気」は0勝、「3番人気」は1勝で、1番人気以外の上位人気が不振です。1着の波乱は少ないですが、「7番人気」が3着内に5頭、「10番人気」が2,3着に1回ずつ、「13番人気」も3着2回と下位人気が2,3着によく絡み、連下がモツれるケースが目立ちます。

予想オッズ

下記の予想オッズは登録馬の独自予想オッズになります。正式オッズは馬券発売後に随時公開されますので、必ず主催者発表のものと照合しご確認ください。

■「内枠」＆「先行」が好成績

コースは京都競馬場の芝3000mを使用。枠番は、「1枠」と「2枠」が最多タイの3勝ずつを挙げており、勝率（30%）が同率トップです。連対数は「2枠」がトップで、連対率（30%）と複勝率（30%）もトップです。3着内の対数は「7枠」がトップとなっており、外枠の成績も悪くはありませんが、データ的には内枠がやや優勢です。

脚質に極端な傾向は見られませんが、「先行」が最多の5勝を挙げており、好走率ベースにおいても頻度の少ない「マクリ」を除けば、勝率（13.9%）・連対率（25.0%）・複勝率（33.3%）の全てがトップとなっており好成績です。

■馬体重の増減が「-3～+3kg」だった馬に注目

馬体重の増減は、5勝を挙げ、3着内の回数が最多の「-3～+3kg」に注目。

■前走レースが「神戸新聞杯」だった馬に注目

前走レースは、最多の7勝を挙げている「神戸新聞杯」に注目です。前走着順は、最多の6勝を挙げている「1着馬」に注目です。

■騎手は「C.ルメール」に注目

騎手は、唯一2勝を挙げている「C.ルメール」騎手に注目です。

※現役騎手のみを表示しております。