5月29日に行われる日本ダービーに向けて出走予定のアジュールローズは、前走5月9日のプリンシパルステークスを7番人気ながら、1枠という枠順を上手く活用しスタートから3番手につけ、好位を折り合いをつけながら順調に走り、東京名物の長い最後の直線でもじわじわと差を詰めて競り合いでも負けることなく最後まで失速をせずに2着に1馬身以上の差をつけてのきれいな勝ち方をした。 本番と同じコースでの活躍だけに期待されるところだが心配された中2週の疲れもとれたようで調教の様子も問題もなく順調だ。 デビューから5戦して勝率6割連対率8割の安定した成績も良いが、父であるヴィクトワールピサは皐月賞1着、ダービー3着、ジャパンカップ3着、有馬記念1着という輝かしい記録をもった血統でもあり、前走と同じ騎手であれば折り合い的にも距離も特に問題はないと思われ、強豪馬の集まる大一番と言えども良い結果が望めそうな感じである。 父の戦績やこの馬のこれまでのレース結果を振り返るとコースやレースの展開にはあまり問題はなさそうだが、やはり他の出走馬にも言えることではあるが東京2400mの距離で、はたして前走と同じ走りができるかどうかが鍵になりそうな感じはする。馬名の意味でもある、青い薔薇の花言葉でもある奇跡を起こす事を期待して本番に向かうだけだ。