【加付式“連番の法則”】ヴィクトリアマイルなど先週の回顧・検証

古馬牝馬マイル王決定戦、第16回NHKヴィクトリアマイル（GⅠ）が、入場再開の東京競馬場で行われた。勝ったのは、圧倒的1番人気となったグランアレグリアで、騎乗したC.ルメール騎手は前週に続いてのGⅠ勝利となった。直線馬なりで突き抜けると後続に4馬身差の圧勝で、昨年のアーモンドアイの再現のような完勝であった。サンデーレーシングは、2週連続GⅠ優勝。さらに2着に10番人気ランブリングアレー、3着に5番人気マジックキャッスルと社台レースホースの2頭が入り、前週のサンデーレーシング勢の上位独占に続いて、2週連続で社台グループ勢の上位独占となった。

先週一週間の主なニュース

ダービー挑戦へ

前週のNHKマイルCでスタート直後に落馬し、競走中止したバスラットレオンが、鞍上を引き続き藤岡佑介騎手でダービーに向かうことに。

三津谷隼人騎手

5月20日をもって騎手を引退、調教助手へ転身することに。15日、現役最後のレースとなった京都ハイジャンプ（JGⅡ）にマーニで参戦し、重賞初制覇。有終の美を飾った。

史上最速

15日、ディープインパクト産駒がJRA通算2,400勝を達成。史上2番目の勝利数ながら到達日数は史上最速。史上最多勝利数、それまでの到達最速記録は父サンデーサイレンス。

デアリングタクト

右前肢繋靱帯炎を発症し、全治までの期間は不明。

幸英明騎手

16日、史上18人目、現役8人目となるJRA通算1,500勝達成。

C.ルメール騎手

16日、史上最速（最少騎乗回数）にて現役9人目となるJRA通算1,400勝達成。

では先週の結果を振り返ろう。全結果は下表のとおり。

• ※「同番」「一組連番」、同時に成立（13番→2番→3番 等）は「同番」としてカウント
• ※（　）内は“同枠２頭”が入った回数

先週も東京・中京・新潟の3場開催。2日間計72レースで「一組連番」が計33レース、「ALL連番」が計5レース、「同番」が計7レースという内訳。先週は「ALL連番」がやや減ったものの、「同番」は引き続き堅調で、「一組連番」も通常通り安定した高出現。「同番」「ALL連番」、高配当いずれも、土曜に集中出現となった。全体的な場別出現率では、全場土日とも「50.0％～83.3％」と半数以上の高出現率を残した。

「一組連番」は、土曜中京を除いて高出現。東京は土日とも平均して半数程度を「一組連番」が占め、10万超高額配当も土日各々2回ずつの計4回。4回すべて推奨人気との「一組連番」で、「同枠・一組連番」がその内2回。偏ったのは中京と新潟で、中京は回数、配当的とも先週は低調であった。反対に新潟は大爆発で、特に土曜は当たり日となり、出現数が全9回で高配当も90万を筆頭に40万、30万、18万と10万超が計4回。90万は3番人気との「一組連番」、40万、30万はともに推奨末人気との「同枠・一組連番」からであった。とにかく軸馬を5番人気内から絞り、人気を気にせず「同枠」相手を抑えることが、少額投資で高配当な「一組連番」を的中するポイントと言って過言ではないと思う。

これまでの好調からやや下がった「ALL連番」は、「一組連番」で唯一不調となった土曜中京が良かった。土日全場で唯一複数回出現し、いずれも高配当。4番人気との同枠2頭絡み「ALL連番」から16万、1番人気1着からの「ALL連番」で3連複2.2万、3連単8.2万の配当となった。その他先週の「ALL連番」は、高配当とはならなかったが、「最も少額投資」でいける組み合わせなので、高額とはいかずとも拾い続けてほしい。同枠2頭絡みからの「ALL連番」実践で、高出現・高配当の週も必ずや来るはず。

好調な「同番」も出現にはやや偏りが見られた。土曜東京で3回、土曜中京で2回、その他は平均1日1回の平均的出現となった。ただ先週の出現、全7回すべてで1～3番人気との「同番」からあったので、いずれか一つ的中出来れば一発回収は叶ったのではないだろうか。20万を筆頭に高配当も5回。傾向として記している連続出現も土曜東京で出現していたので、まだまだ「連続」「同枠絡み」を駆使して的中を目指していただきたいと思う。

「万馬券の宝庫・最終R」は、法則決着が6回中3回。すべて万馬券決着で4万、6万、8万と10万には届かなかったが、それなりの好配当。特に土曜中京では、1番人気1着からの「ALL連番」で3連複2.2万・3連単8.2万となり、日曜新潟でも1番人気1着からの「同番」で3連単6.1万配当となった。1番人気からでも「ALL連番」「同番」といった少額投資で最終万馬券を手に出来る結果をみせたといえる。