札幌の日曜メインは牝馬限定のG3「クイーンS」です。秋を見据えた実力馬がここから本格始動することも多く、例年レベルの高いメンバーが集結する「夏の女王決定戦」です。今回は過去10年間のデータをもとにクイーンSの傾向を探っていきたいと思います。

■「1番人気」は複勝率90％

人気は「1番人気」が最多の4勝を挙げており、連対数と3着内の回数も最多です。連対率は70％、複勝率は90％と好走率が高く、「1番人気」の信頼度は高めです。下位人気を見ますと、「6～9番人気」が2勝、2着3回、3着3回となっており、人気薄はこのあたりが狙い目となりそうです。3連単は10万馬券以上が2回となっており、堅実な決着となりやすい傾向にあります。

予想オッズ

下記の予想オッズは登録馬の独自予想オッズになります。正式オッズは馬券発売後に随時公開されますので、必ず主催者発表のものと照合しご確認ください。

■「2枠」＆「先行」が好成績

コースは札幌競馬場の芝1800mを使用。枠は「2枠」が最多の3勝を挙げており、3着内の回数も最多です。「2枠」は複勝率が60％、「1枠」は40％となっており、内枠の好走率は高めです。ただ、外枠も「7枠」と「8枠」が2勝ずつと悪くないので、内外の有利不利は少なめです。

脚質は「先行」が最多の5勝を挙げており勝利数は断トツで、連対数と3着内の回数も最多です。ただ、「差し」も1・2着が2回ずつ、3着5回。「追い込み」も2勝、2着5回と好走しています。勝ち馬は先行馬から出やすいですが、全体的にはどの脚質もまんべんなく好走しています。

■馬体重の増減が「-3～+3kg」だった馬に注目

馬体重の増減は、最多の4勝を挙げ、連対数と3着内の回数も最多の「-3～+3kg」に注目です。

■「4歳馬」に注目

年齢は、最多の5勝を挙げ、連対数も最多の「4歳」に注目です。所属は「栗東」が6勝を挙げており、関西馬がやや優勢です。

■前走レースが「ヴィクトリアマイル」だった馬に注目

前走レースは、最多の4勝を挙げ、連対数と3着内の回数も最多の「ヴィクトリアマイル」が参考レースとしての重要度が高そうです。前走着順は、「1着」が最多の2勝を挙げていますが、「6着以下」に敗れていた馬も5勝を挙げており、3着内も16回とかなり多めです。前走の大敗馬でも巻き返すケースは多いので、前走着順にはそこまでこだわらなくても良さそうです。

■騎手はフラットな傾向

騎手は「C.ルメール」騎手が唯一2勝を挙げていますが、今年は騎乗予定がありません。その他に特定の騎手が活躍している傾向は見られませんので、騎手についてはフラットな目線で予想したいと思います。