京王杯スプリングカップ(2018)の予想オッズと過去データから傾向を分析！

春のマイル王決定戦・安田記念の前哨戦として行われる1400mのG2「京王杯スプリングカップ」。昨年の勝ち馬レッドファルクスは、このレースのあとに安田記念で3着、スプリンターズSで1着とG1戦線で活躍し、昨年のJRA最優秀短距離馬に輝きました。その前の年の勝ち馬サトノアラジンは安田記念で4着に入着し、翌年も京王杯スプリングC（9着）から安田記念へと進むと今度は優勝し、見事G1初制覇を果たしました。安田記念を占う意味でも見逃せない一戦となっております。

今回はそんな京王杯スプリングCの過去10年間のデータをもとに、人気や脚質といった基本的なカテゴリーを中心に傾向を探っていきたいと思います。

■「2番人気」は複勝率70%。1番人気は不振で、穴馬の好走が多い波乱傾向の強い一戦

「1番人気」は1勝1回、3着1回と不振。単勝オッズ「3.9倍以下」は【0-0-1-6】というデータからも、1番人気は飛びやすい傾向にあります。好走率が高いのは「2番人気」で、複勝率も70%と高くなっております。

「10番人気」が2勝、「11番人気」が2着2回など人気薄の好走も少なくなく、過去には41万、179万馬券といった高額配当が飛び出しております。「ここで何とかしたい」という意識を強く持つ賞金不足の馬の出走が多いことも、波乱決着となりやすい要因の一つと考えられます。

予想オッズ

下記の予想オッズは登録馬の独自予想オッズになります。正式オッズは馬券発売後に随時公開されますので、必ず主催者発表のものと照合しご確認ください。

■「外枠」＆「差し」が中心

コースは東京競馬場の芝1400m。「1,2枠」からは勝ち馬がゼロ頭で、内枠が不振傾向に。枠は最多の4勝を挙げている「7枠」が好成績。勝ち馬10頭中9頭が「5枠から外」の馬で、外枠が好走傾向にあります。

脚質は最多の6勝を挙げている「差し」に注目。先行馬は2勝のみとなっており、「差し・追い込み」が中心となっております。

■馬体重は「-3kg～+3kg」が好走傾向に

馬体重は最多の6勝を挙げ、馬券圏内の頭数も最多の「-3kg～+3kg」が好走傾向に。全体的には馬体重が同体重、または増えている馬が好走しております。

■「5歳馬」に注目

「5歳馬」が最多の5勝を挙げ好成績。性別は「牡馬」が中心で、所属は「関西」も「関東」も5勝づつ挙げており、成績に大きな差はありません。

■前走が「高松宮記念」だった馬に注目

前走は最多の4勝を挙げている「高松宮記念」に注目。前走着順は、「10着以下」からも勝ち馬が3頭も出ており、前走大敗馬が巻き返すケースも少なくありません。

■騎手は「蛯名正義」に注目

騎手は唯一2勝を挙げている「蛯名正義」に注目。