今週からは暮れの中山競馬が開催。開幕週一発目の重賞を飾るのは、JRAの平地競走で最も距離が長い重賞「ステイヤーズS」です。特殊な条件故に同条件を得意とするリピーターの活躍が目立つレースでもあります。今回は過去10年間のデータをもとにステイヤーズSの傾向を探っていきたいと思います。

■「1番人気」が堅実、波乱度は低め

「1番人気」は最多の6勝を挙げており、連対数と3着内の回数も最多です。好走率も勝率（60%）・連対率（60%）・複勝率（70%）の全てがトップです。「10番人気以下」は【0-1-1-50】となっており、大穴が絡むケースは少ないです。上位人気が堅実で、波乱度は低めと言って良いでしょう。

予想オッズ

下記の予想オッズは登録馬の独自予想オッズになります。正式オッズは馬券発売後に随時公開されますので、必ず主催者発表のものと照合しご確認ください。

■枠順の有利不利は少なめ、脚質は「先行」に注目

コースは中山競馬場の芝3600mを使用。長距離のため枠番の有利不利は少なめで、どの枠も満遍なく絡んでおり、極端な傾向はありません。

脚質は「先行」が最多の6勝を挙げており、連対数と3着内の回数も最多です。また、好走率も勝率（19.4%）・連対率（38.7%）・複勝率（41.9%）の全てがトップとなっております。

■馬体重の増減は「-3～+3kg」に注目

馬体重の増減は、最多の6勝を挙げ、連対数と3着内の回数が最多の「-3～+3kg」に注目です。

■前走レースが「アルゼンチン共和国杯」だった馬に注目

前走レースは、最多の6勝を挙げ、連対数と3着内の回数が最多の「アルゼンチン共和国杯」に注目です。前走着順は、「6着以下」から勝ち馬が4頭出ており、3着内も11頭と多いので、そこまで気にする必要はなさそうです。

■どの騎手にもチャンスあり

最多の3勝を挙げている「R.ムーア」騎手と、次いで勝利数が多い「横山典弘」騎手が今年は騎乗予定がないため、騎手の傾向はそこまで気にしなくて良さそうです。

※現役騎手のみを表示しております。