JRA京都2歳S（2021）の穴馬は阪神経験者のあの馬！

阪神開催だった昨年は馬券に絡んだ3頭がいずれも阪神コースの経験馬。今年も昨年に続いて阪神開催ということで、同コースの適性が高そうな馬から狙っていきたいと思います。

阪神の2000mはスタート直後に上り坂があるため、ペースはあまり速くならない傾向があります。ただ、瞬発力勝負にはあまりならず、最後の直線の坂を力強く越えられるタフさが求められます。

以上を踏まえて今回本命視するのは、リオンディーズ産駒のジャスティンロックです。

中京2000mで行われたデビュー戦は、今回上位人気の一角として注目されているトゥデイイズザデイに逃げ切りを許して2着に敗れましたが、続く阪神1800mで行われた未勝利戦ではスローの流れを後方待機で、外々を回される不利がありながらも、力強い末脚で差し切り快勝しました。デビュー戦はメンバー上がり最速33秒6、未勝利も上がり最速33秒8の末脚を繰り出しており、速い上がりが使える馬です。

また、母の父アッミラーレの母系はパワー型で、ジャスティンロック自身も馬格に恵まれていることから、タフな阪神はもってこいの舞台と言えそうです。決め手のある馬は他にもいますが、阪神が舞台ならこの馬がアドバンテージを取れるでしょう。ということで本命馬はジャスティンロックです。

続いて相手ですが、今回は上位人気に阪神経験者が少ないということで、コース適性のある馬なら人気薄にもチャンス十分と見ます。今回はそんな狙い目の穴馬を1頭紹介したいと思います。

その馬はブラックタイド産駒のシホノスペランツァです。小倉2000mのデビュー戦は出遅れて出脚も鈍く、後方に控えて外から追い上げての2着。阪神2000mで行われた未勝利戦では一転し、好スタートを決めて好位の後ろから追走。

前半はそこまで速くないペースでしたが、後半1000mは11秒後半のラップが続く持久力戦で、内に進路をとりながらポジションを上げて抜け出して快勝。タフな流れで速い上がりをマークしての快勝でした。豊富なスタミナを感じることができるレースぶりで、新馬戦から大幅に内容が良化。

また、血統を見ますと兄にはダートオープンで活躍中のダノンスプレンダーがいる血統で、母系もパワー型に寄っています。阪神の2000mは合いそうな血統で、使われながら良くなっていくタイプなら、相手強化となるここでも穴を開ける可能性は十分ありそうです。

ということで今年の京都2歳Sは、本命ジャスティンロック、穴馬にはシホノスペランツァを絶対におさえておくという予想で勝負したいと思います。