前走のBCクラシック・13着から巻き返しを狙うデルマソトガケ。好スタートからハナを切って逃げていくが、後続のプレッシャーもあって厳しい展開だった。結果ハイペースで最後は垂れて敗退した。

2022年は全日本2歳優駿・1着、2023年はUAEダービー・1着、BCクラシック・2着と国内外の重賞戦線で活躍していたが、ここ1年以上馬券圏外に敗れている。

負け続きということもあり、オッズがかなり低くなりそうな気配。本来の実力はこんなものではない馬なだけに、ここで復活に期待するファンも少なくないはずだ。

今回は他に積極的に逃げていきそうな馬がおらず、内枠に入ったウィルソンテソーロあたりも出していくと被されそうなことからここは楽に先行出来る可能性が高い。また、前走着用したブリンカーもやや効きすぎてしまったようで、外して悪い効果が消えれば道中もスムーズな競馬がしやすくなるはずだ。

今の大井は前め有利で、今回のメンバーが相手なら逃げ切れる可能性は十分にあると見る。音無厩舎にとってはここが最後のG1となる可能性も高く、最後のG1は無欲の逃げ切りで悲願達成というドラマがあっても面白い。妙味もたっぷりと付きそうなここは絶好の狙い目と見て、有力視したい。