中京競馬の土曜メインはスピード自慢の3歳馬が揃う重賞「ファルコンS」です。中京競馬場のリニューアルに伴い、2012年に距離が1200mから1400mに変更されており、スプリントからマイル路線の馬が参戦する重賞として注目を集めています。今回は1400mで施行された2012年以降の過去10年間のデータをもとに、ファルコンSの傾向を探っていきたいと思います。

■上位人気が不振、波乱傾向強め

人気は「3番人気」が最多の3勝を挙げており、連対数と3着内の回数も最多です。「1番人気」は1勝2着2回と不振で、「2番人気」も連対数は3回と少なく、軸としては「3番人気」が一番信頼度が高くなっています。下位人気を見ますと「6～9番人気」が3着内が5回、「10番人気以下」が4回となっており、下位人気馬の好走が目立っています。3連単の配当も63万、32万と高額配当が出ていますので、波乱決着も想定した馬券で臨んだ方が良さそうです。

予想オッズ

下記の予想オッズは登録馬の独自予想オッズになります。正式オッズは馬券発売後に随時公開されますので、必ず主催者発表のものと照合しご確認ください。

■「枠」はフラットな傾向＆「差し・追い込み」が好成績

コースは中京競馬場の芝1400mを使用。枠は「1枠」が最多の3勝を挙げていますが、「3・5・7枠」が2勝ずつを挙げており、連対数も同じく「3・5・7枠」が最多タイとなっています。どの枠も満遍なく好走しており、内外の有利不利は少なめです。枠についてはフラットな目線で予想したいと思います。

脚質は「差し」が最多の4勝を挙げており、連対数と3着内の回数も最多です。また、「追い込み」も3勝を挙げており、後方から進めた馬の好走が目立っています。「逃げ馬」は3着内が1回となっており、割り引き。

■馬体重の増減が「-3～+3kg」だった馬に注目

馬体重の増減は、5勝を挙げ、連対数と3着内の回数が最多の「-3～+3kg」に注目です。

■「関西牡馬」が中心

性別は9勝を挙げている「牡馬」が中心となります。所属は「栗東」が6勝を挙げており、関西馬がやや優勢です。

■前走レースはフラットな傾向

前走レースは「シンザン記念」が最多の3勝を挙げていますが、今年は同レースから来る馬がいません。「1勝クラス」「クロッカスS」「アーリントンC」も2勝ずつを挙げるなど、勝ち馬の前走レースは様々です。どのレースからも満遍なく好走馬が出ているので、前走レースについてはフラットな目線で予想したいと思います。

前走着順は、最多の3勝を挙げ、連対数と3着内の回数が最多の「1着」に注目です。「6着以下」だった馬も13頭と多いので、前走で掲示板外に敗れた馬にも十分警戒する必要がありそうです。

■騎手は「福永祐一」と「田辺裕信」に注目

騎手は2勝ずつを挙げている「福永祐一」と「田辺裕信」の2名の騎手に注目です。