【ダリア賞2021予想】未完の大器、次世代から大物誕生なるか？

今年行われたセレクトセールではディープインパクト不在ということもあり、どの種牡馬が抜け出すのか注目となりましたが、G1勝ちも重賞勝ちもなかったものの未完の大器と目されたまま種牡馬入りしているシルバーステート産駒が高額で落札されるシーンが目立ちました。

初年度産駒となる今年は2歳戦で新馬勝ちを多く出しているシルバーステートですが、初の2歳重賞となった函館2歳Sでは残念ながら結果を残せておらず、先日インパクトのある勝ち方を見せたロンをはじめ、長い目でこれからも追いかけていきたい種牡馬かもしれません。

そういった意味で、この時期のスピード競馬に適応できる仕上がりの早いシルバーステート産駒に注目したいのが、土曜新潟9レースに組まれている2歳オープンの芝1400m戦・ダリア賞です。

コムストックロード、ベルウッドブラボーの2頭が出走を予定しています。

コムストックロードは美浦・中野栄厩舎所属のビッグレッドファームの所有馬で、マイネル軍団の主戦ともいえる柴田大知騎手がデビューから2戦手綱を取っており今回も騎乗予定となっています。

デビュー戦は芝1600m戦で4着、続く未勝利戦を芝1400mで脱出しており、半兄に朝日杯FS・5着のニシノメイゲツがいる血統で、マイル以下でよさがでそうな血統背景の持ち主です。

もう1頭のベルウッドブラボーは美浦・和田雄厩舎の管理馬でデビューからデムーロ騎手が騎乗しており今回も騎乗予定となっています。

こちらはデビュー戦で芝1400mを使い3着、続く未勝利戦では芝1200mで1着と、コムストックロードよりもスプリント色が強そうなだけに、再度の芝1400m参戦で結果が出せるか注目です。

ライバル馬をみるとイスラボニータ産駒のニシノレバンテ、エピファネイア産駒のタガノフィナーレがともにデビュー戦逃げ切り勝ちということで、どちらがハナをきるのかも気になるところですが、控える競馬で結果が出せているシルバーステート産駒の2頭の走りに注目したいと思います。