【富士S予想2019】前残り?差し有利?東京の馬場傾向を脚質別・枠順別で分析

東京は今週で3週目。土曜メインはマイルチャンピオンシップのステップレース「富士ステークス」です。

先週は台風の影響で先週は稍重開催となりましたが、月曜日に開催された府中牝馬ステークスではコースレコードにわずか0.3秒差に迫る速い走破時計を記録。勝ち馬の上がりも33秒2の好時計でした。雨で馬場状態が懸念されていたわりには、意外と速い馬場だっと印象があります。今週末も土曜は雨予報となっておりますので、馬場状態はしっかりと見極めたいところです。

ということで、今回は先週の東京の馬場傾向を把握するため、10/14~10/15で行われた東京の芝レース全てを対象に、「脚質」と「枠順」のデータから馬場傾向を分析してみたいと思います。

■稍重でも意外に「差し」が決まる馬場

脚質は、「先行」が最多の4勝を挙げており、連対数も最多です。好走率ベースでは、頻度の少ない「マクリ」を除けば「先行」が連対率(24.2%)と複勝率(30.3%)がトップとなっております。

ただ、「差し」も3勝、連対数も「先行」とはほとんど差はなく、3着内の回数に至っては「差し」の方が多くなっております。時計のかかる馬場なら逃げ・先行が有利になると思われがちですが、データ上では「差し」・「先行」に大きな差はなく、「追い込み」も決まっているので、速い上がりの脚を持つ馬なら後方からでも届きます。元々が超高速馬場なので、稍重でも速い時計が出ると考えておいた方が良さそうです。

脚質データ(10/14~10/15)
脚質1着2着3着4着以下
逃げ2009
先行44223
差し34639
追い込み23236
マクリ0011

■内外の有利不利が少ないフラットな馬場

枠番は、「3枠」と「7枠」が最多タイの3勝ずつを挙げており、「3枠」は連対数も最多です。好走率ベースでは、「3枠」が勝率(17.6%)と連対率(29.4%)がトップで、「1枠」が複勝率(37.5%)でトップとなっております。

勝ち馬は内~真ん中枠が出やすいですが、「6枠」が2着3回、「8枠」が3着4回といったように、外枠も2,3着は多く、複勝率ベースで見れば外枠の成績も良いです。枠の内外で極端な有利不利は見られず、基本的にはフラットと考えて良さそうです。

枠番データ(10/14~10/15)
枠番1着2着3着4着以下
1枠21310
2枠11114
3枠32012
4枠10215
5枠11015
6枠03113
7枠31015
8枠02414