今週の函館競馬の日曜メインはサマー2000シリーズ第2弾「函館記念」です。荒れるハンデG3という印象が強い一戦ですが、実際昨年は13番人気が3着に絡んで3連単で57万馬券が飛び出し、一昨年は14番人気が2着で91万、その前は13番人気が2着で23万、そしてその前が10番人気が2着で12万と、四年連続で二桁人気馬が馬券に絡み波乱を演出しております。

例年波乱傾向にあるハンデ重賞ですが、果たして今年も荒れるのか？今回は、過去10年間のデータをもとに函館記念の傾向を探っていきたいと思います。

■「1番人気」が大不振、波乱傾向は強め

人気は、「1番人気」が3着内が2着1回のみと大不振。「2番人気」が2勝、「3番・4番人気」も3勝ずつと1番人気以外の上位人気の勝率はまずまずですが、いずれも2・3着は0回となっており、勝つか馬券圏外の極端な傾向となっております。また、「7番人気」が3着5回、「10番人気以下」も6頭馬券に絡むなど（0-5-1-63）、勝利こそ挙げてないものの下位人気馬が2・3着によく絡みます。ヒモ荒れに注意し、3連系の馬券なら穴馬は積極的に組み込みたいところです。

予想オッズ

下記の予想オッズは登録馬の独自予想オッズになります。正式オッズは馬券発売後に随時公開されますので、必ず主催者発表のものと照合しご確認ください。

■「内枠」＆「先行馬」が好成績

コースは函館競馬場の芝2000mを使用。枠番は、「2枠」と「3枠」が勝率（16.7%）が同率トップで、「2枠」が連対率（33.3%）と複勝率（38.9%）がトップです。「7・8枠」は勝利数が0で、連対数も1回のみとなっており、内枠が有利な傾向となっております。

脚質は、好走率は「マクリ」がトップとなっておりますが、頻度が少ないため、基本的には次いで好走率が高い「先行馬」が中心となります。先行馬は勝利数・連対数・3着内の回数が最多で、連対率（29.0%）と複勝率（41.9%）がトップです。

※上記の「枠番データ」と「脚質データ」は、札幌競馬場で行われた2009年を除いた過去9回分のデータになります。

■ハンデが「56kg」の馬に注目

ハンデは、最多の4勝を挙げ、連対数も最多の「56kg」に注目。馬体重の増減は、最多の4勝を挙げ、連対数・3着内の回数が最多の「-9～-4kg」に注目。

■「7歳馬」に注目

年齢は、勝利数と連対数が最多の「7歳馬」に注目。性別は「牡馬」が中心で、「牝馬」で馬券に絡んだのは2018年に3着に入着したエテルナミノル（13番人気）1頭のみです。所属は、「栗東」が6勝を挙げており、関西馬がやや優勢です。

■前走が「目黒記念」だった馬に注目

前走は、最多の3勝を挙げている「目黒記念」に注目。前走着順は、「3着馬」が最多の3勝を挙げており、連対数・3着内の回数も最多で、勝率（20%）、連対率（33.3%）、複勝率（40%）の全てがトップです。

■騎手は「岩田康成」に注目

騎手は、2勝以上挙げている騎手はおらず、抜けて好成績を挙げている騎手はおりません。ここでは、1勝を挙げ、3着に2回入着している「岩田康成」に注目。