【巴賞2018予想】ハッピーグリン、オープン古馬戦線に殴り込み！

ダービーが終わり夏競馬が始まると3歳世代が古馬たちと走るようになり、今世代は強いのか弱いのか、世代間での力比べへとシフトしていきます。古馬になってから芽吹く才能もあるため早急に結果が出るようなものではありませんが、3歳の時点で古馬相手にどこまで通用するのかというのも一つの指標としてわかりやすいものなのではないでしょうか。

そういった意味で注目しておきたいのが日曜函館のメインレース巴賞です。函館記念の前哨戦にも位置づけられており、今年は登録11頭中2頭の道営馬が参戦してきており、中でも注目したい3歳馬がローエングリン産駒のハッピーグリンです。クラシック参戦には至りませんでしたが、東京コースでセントポーリア賞を勝利しており、中央でもやれる手応えは感じているでしょう。

中央開催のときは大野騎手を起用していましたが、今回は地元での開催ということで久しぶりに服部騎手とのコンビで出走となります。今回出走の芝1800mは結果の出ているセントポーリア賞と同じ条件のコース。昨年のすずらん賞でも3着に入っており、洋芝も問題にならないでしょう。

3歳馬はハッピーグリンのみの参戦となり、中央勢からはアストラエンブレム、ナスノセイカン、ブレスジャーニー、マイネルハニーといった重賞でもお馴染みのメンツを中心に、オープン勝ち上がり後の初戦を迎えるクラウンディバイダも要注意の、少頭数ながらに面白いメンバーの揃ったレースとなりそうです。

昨年は一昨年の朝日杯FS勝ち馬サトノアレスが勝利しているように、3歳馬でも十分にチャンスのあるレースです。クラシック参戦をしていない3歳世代が現時点でどこまで古馬のオープンクラスで戦えるのか、世代を占う意味でもぜひ注目したいレースです。