京都のダート1900mで行われる平安ステークス。2012年までは1月に京都のダート1800mで行われており、フェブラリーSのステップレースとして位置付けられておりました。2013年からは施行時期が5月に移行され、距離もダート1900mに延長され、帝王賞の前哨戦という位置づけになりました。

今回は、現在の条件に変更された2013年以降の過去5年間のデータをもとに、人気や脚質といった基本的なカテゴリーを中心に平安Sの傾向を探っていきたいと思います。

■「1番人気」以外は不振、波乱の目には十分注意！

「1番人気」は最多の3勝を挙げ、まずまずの成績です。しかし、昨年はグレイトパールが1番人気の期待に応えて優勝するも、3着に15番人気のマイネルバイカが絡んで高配当を演出。2014年も12番人気のクリノスターオーが穴を開け、146万馬券という高額配当が飛び出しました。

1番人気は堅実ですが、2番人気は1頭も馬券に絡めず、3番人気も2着までと1番人気以外の人気上位はやや不振。人気薄が台頭するケースも少なくなく、波乱の目は十分あるレースと言えるでしょう。

予想オッズ

下記の予想オッズは除外対象馬を除いた登録馬の独自予想オッズになります。正式オッズは馬券発売後に随時公開されますので、必ず主催者発表のものと照合しご確認ください。

■枠順は内外に極端な差はなし、脚質は「先行」が中心

コースは京都競馬場のダート1900mを使用。内外で極端な差はありませんが、最多の2勝を挙げ、馬券圏内の頭数が一番多い「1枠」が全枠順の中では好成績。1コーナーまでの距離は約380mあり、スタート後のポジション争いは比較的落ち着きやすくなる傾向にあります。

脚質は最多の3勝を挙げ、馬券圏内の頭数が一番多い「先行」が好成績。コーナーを4つ回る小回りコースで、最後の直線が約329mと短めな上に平坦なコースである為、前へ行った馬が有利となりやすい傾向にあります。

■馬体重は「-3kg～+3kg」が好走傾向に

馬体重は最多の2勝を挙げ、馬券圏内の頭数が一番多い「-3kg～+3kg」が好走傾向に。全体的には馬体重が増えている馬が好走しております。

■「5歳馬」＆「関西馬」に注目

「4歳」と「5歳」が最多の2勝を挙げており好成績。複勝率ベースでは5歳馬の方がやや成績が上です。性別は「牡馬」が中心で、所属は「関西馬」が中心です。

■前走が「アンタレスS」だった馬＆前走が「2着だった馬」に注目

前走は最多の3勝を挙げ、馬券圏内の頭数が一番多い「アンタレスS」に注目。前走着順は「2着馬」が最多の3勝を挙げており好成績。

■騎手は「幸英明」に注目

騎手は2勝以上挙げている騎手はおりませんが、勝利実績と2着2回の実績がある「幸英明」に注目。