ムーア騎手といえば、昨年はモーリスとのコンビで日本だけじゃなく香港でも輝きを見せてくれた一流ジョッキーです。幸いにも日本競馬を気に入ってくれているようで、短期免許ではありますが、来日してくれています。年末のグランプリ・有馬記念こそ残念ながら不注意騎乗でラストインパクト騎乗を果たせませんでしたが、果たしてムーアが乗っていたらどんな競馬をしていたのか、と今でも思います。 そこで注目したいのが和製ムーアとも言われる石川裕紀人騎手。 最近はPATが主流なこともあり、テレビや競馬場で観戦をしないで馬券だけ買うという方も多いかもしれませんが、ぜひ石川騎手の騎乗スタイルを見てください。ライアン・ムーア騎手そっくりです！それもそのはず、石川騎手自身が尊敬する騎手がムーア騎手で、乗り方も真似しているとのこと。学ぶは真似ぶとも言います。今年の中山金杯、AJCCともそこそこの人気馬に騎乗するまでにはなっています。素質は十分。 そして何より心強いのが、ルメール騎手とデムーロ騎手の対談の中で「上手いなと思うジョッキーは誰ですか？」という質問に両方ともが「石川騎手」と答えているんですね。数多い栗東の若手もいる中、石川騎手の名前がこの2人から挙がったというのは、単なる真似だけじゃなく結果も出しているからだと思います。 今年はひょっとしたら大ブレイクの可能性も秘めている石川騎手。ぜひ騎乗馬に注目してください。今年は新馬戦で人気馬に乗り勝利をおさめているシーンが目立ちます。そういった意味ではクラシックで石川騎手を見られることもあるかもしれませんよ！