東京競馬の土曜メインは朝日杯フューチュリティステークスと阪神ジュベナイルフィリーズへ繋がる重要な前哨戦「京王杯2歳S」です。キャリアの少ない2歳戦ということで情報は少なめですが、過去データの観点から見ていくことである程度狙い馬を絞ることもできるでしょう。ということで、今回は過去10年間のデータをもとに京王杯2歳ステークスの傾向を探っていきたいと思います。

■堅実決着目立つも、波乱には常に警戒

人気は「1番人気」と「2番人気」が最多タイの3勝ずつを挙げており、連対数と3着内は「1番人気」が最多となっています。下位人気を見ますと「6～9番人気」は2着3回、3着2回となっており、中穴クラスが2・3着に食い込むケースが目立っています。2017～2019年は三連単が1万円以下と堅実に決まっていますが、2022年は222万円の超高額配当が飛び出すなど、いきなり大波乱となるケースもあります。上位人気が崩れるケースも少なくないので、伏兵馬の台頭は常に警戒しておく必要がありそうです。

予想オッズ

下記の予想オッズは登録馬の独自予想オッズになります。正式オッズは馬券発売後に随時公開されますので、必ず主催者発表のものと照合しご確認ください。

■「枠」＆「脚質」はいずれもフラットな傾向

コースは東京の芝1400mを使用。枠は「1・3・5・8枠」が最多タイの2勝を挙げており、連対数は「5枠」が最多、3着内の回数は「5・6・7・8枠」が最多タイとなっています。どの枠もまんべんなく好走しており、枠についてはフラットな目線で予想しても良さそうです。

脚質は「先行」と「差し」が5勝ずつを挙げており、連対数と3着内の回数は「先行」が最多となっています。全体的には先行馬が多いですが、勝ち馬は先行・差しで差はなく、脚質に極端な傾向は見られません。 

■馬体重の増減が「+4～+9kg」だった馬に注目

馬体重の増減は、最多の5勝を挙げている「+4～+9kg」に注目です。

■前走レースは「新馬」に注目

前走レースは最多の3勝を挙げている「新馬」を重要度の高い参考レースとして注目したいと思います。

前走着順は、最多の6勝を挙げ、連対数と3着内の回数が最多の「1着」に注目です。3着内に入った30頭中21頭が前走「1着」だった馬となっており、前走勝った馬は連続好走する傾向にあります。また、勝ち馬は10頭中9頭が前走で「2着以内」に好走していた馬でした。勝ち馬は「前走2着以内」の馬から狙うのが良さそうです。 

■騎手は「C.ルメール」に注目

騎手は最多の4勝を挙げている「C.ルメール」に注目です。