阪神競馬の土曜メインは2歳G3「京都2歳ステークス」です。ホープフルSのステップ競走に指定されており、2014年より重賞に格上げされた2歳重賞です。今回は重賞に格上げされた2014年以降の過去8年間のデータをもとに、京都2歳ステークスのレース傾向を探っていきたいと思います。

■堅実決着傾向が強め

人気は「3番人気」が最多の3勝を挙げており、連対数は「1番人気」と「2番人気」、3着内の回数は「2番人気」が最多となっています。勝ち馬8頭中6頭は「3番人気以内」に推された馬で、上位人気は堅実です。「10番人気以下」は3着内が0回となっており、大穴が絡むことはありません。堅実決着傾向が強い一戦と言って良いでしょう。

予想オッズ

下記の予想オッズは登録馬の独自予想オッズになります。正式オッズは馬券発売後に随時公開されますので、必ず主催者発表のものと照合しご確認ください。

■外目の枠がやや優勢＆「逃げ・先行」が好成績

コースは阪神競馬場の芝2000mを使用。例年京都の芝2000mで行われていますが、今年は京都競馬場の改修工事の影響で、阪神コースでの開催となります。「枠」と「脚質」についてはコースに依存するところも大きいデータとなるため、今年は傾向が当てはまりにくいところがある点をあらかじめご注意ください。（阪神・芝2000mの傾向はこちら）

枠は「6・7枠」が2勝ずつを挙げており、連対数と3着内の回数は「6枠」が最多となっています。極端な傾向は見られませんが、全体的にやや外目の枠が優勢です。

脚質は「先行」が最多の5勝を挙げており、連対数と3着内の回数も最多です。また、「逃げ」も勝利数こそ0回ですが、2・3着に2回ずつと好走数は多く、複勝率は50%と好成績です。前目で競馬をする馬が好走傾向にあります。

■馬体重の増減が「-3～+3kg」だった馬に注目

馬体重の増減は、最多の5勝を挙げ、連対数と3着内の回数が最多の「-3～+3kg」に注目。

■「関西牡馬」が中心

性別は8勝を挙げている「牡馬」が中心となります。所属は「栗東」が8勝を挙げており、関西馬が中心となります。

■前走レースは「萩S」に注目

前走レースは「新馬」が最多の2勝を挙げており、3着内の回数も最多です。2歳重賞なので新馬・未勝利が占めるのは当然ですが、OPの「萩S」は連対数が最多となっており、新馬・未勝利以外のレースでは萩Sが参考レースとしての重要度が高そうです。前走着内は「1着」が最多の5勝を挙げており、連対数と3着内の回数も最多です。また、勝ち馬は8頭全てが前走で「3着以内」に好走していた馬でした。勝ち馬は前走で馬券圏内に好走していることが必須条件と言えそうです。

■騎手は「武豊」に注目

騎手は、最多の3勝を挙げている「武豊」に注目。