中山競馬の土曜メインは、芝1600mで行われる牝馬のハンデG3「ターコイズS」です。如何にも荒れそうな条件で、重賞に格上げされた2015年の第1回目から295万馬券が飛び出す大波乱となり、2018年も69万馬券が飛び出すなど、実際に波乱が目立っている一戦です。今回は重賞として開催された2015～2023年の9年分のデータをもとにレース傾向を探っていきたいと思います。

■穴馬の選出必至

人気は「1番人気」が最多の3勝を挙げており、連対数と3着内の回数は「3番人気」が最多となっています。下位人気を見ますと「6～9番人気」は2着2回、3着3回ですが、「10番人気以下」は1勝、2着2回、3着4回となっており、二桁人気馬の穴馬の方がより多く絡んでいます。波乱傾向は強めで、三連系の馬券で勝負するなら二桁人気馬の選出は必須と言えそうです。

予想オッズ

下記の予想オッズは登録馬の独自予想オッズになります。正式オッズは馬券発売後に随時公開されますので、必ず主催者発表のものと照合しご確認ください。

■「4枠」が好成績＆脚質はフラットな傾向

コースは中山の芝1600mを使用。枠は「4枠」と「7枠」が2勝ずつを挙げており、連対数と3着内の回数は「4枠」が最多となっています。内外の有利不利は比較的少なめですが、データ的に好成績を挙げている「4枠」は狙ってみてもよいかもしれません。

脚質は「先行」と「差し」が最多タイの3勝ずつを挙げており、連対数と3着内の回数は「差し」が最多となっています。どの脚質も比較的まんべんなく好走しているので、脚質についてはフラットな目線で予想したいと思います。

■ハンデが「53kg」の馬が好成績

ハンデは3勝を挙げ、連対数と3着内の回数が最多の「53kg」に注目です。馬体重の増減は、最多の5勝を挙げ、連対数と3着内の回数が最多の「-3～+3kg」に注目です。

■「3歳」に注目

年齢は、最多の4勝を挙げている「3歳」に注目です。所属は「栗東」が5勝を挙げており、連対数と3着内の回数も最多です。関西馬も好走していますが、関東馬がやや優勢です。

■前走レースは「府中牝馬S」に注目

前走レースは、2勝を挙げ、連対数と3着内が最多の「府中牝馬S」が参考レースとしての重要度が高そうです。前走着順は、勝ち馬9頭中5頭が前走「6着以下」だった馬となっており、前走で掲示板外に敗れた馬の巻き返しが多く見られます。前走で大敗していた馬も侮らない方が良いでしょう。

■騎手は「C.ルメール」に注目

騎手は最多の3勝を挙げている「C.ルメール」に注目です。