【クイーンS2026予想】楽逃げ濃厚か?逃げ馬不在でチャンス到来、エリカエクスプレスの勝機を独自考察
公開: 2026/07/27 13:05

まず注視すべきは、昨年の秋華賞で2着に好走したエリカエクスプレスだろう。実績・能力が上位なのは明白で、逃げ馬・武豊騎手というコンビも目を引く条件だ。
前走のヴィクトリアマイルは4着という結果だったが、内容を振り返れば着順以上に価値のある一戦だった。
レースではスタートを決めると難なくハナを奪い、前半800mを45秒9のスローペースで通過。しかし、中盤は11秒台前半のラップを刻み続け、決して楽な逃げではなかった。ラスト3Fも33秒6という決め手勝負となり、後方で脚を温存した差し馬に有利な展開。それでも最後まで粘り込み、勝ち馬より前で競馬をした馬の中では最先着となる4着を確保した。東京マイル特有の瞬発力勝負を考えれば、高く評価すべき内容だったと言える。
今回は札幌芝1800mへ舞台を移すが、この条件替わりは大きなプラス材料。直線の長い東京よりも、小回りで持続力を生かせる札幌の方が本来の持ち味を発揮しやすいはず。秋華賞でも2000mを粘り込んだ実績があり、1800mへの距離延長も歓迎材料と言えるだろう。
さらに今回は、明確な逃げ馬が少ないメンバー構成。自分のリズムでレースを組み立てられる可能性が高く、武豊騎手の巧みなペースコントロールにも期待がかかる。陣営も早くからこのレースを目標に調整を進め、1週前追い切りではCWコース6F78秒5―ラスト1F11秒1の好時計をマーク。仕上がりの良さが十分に伝わる臨戦過程だ。
初の札幌、洋芝への対応は課題として残るものの、近年の札幌は時計の速い馬場になることも多く、この馬のスピード能力が生きる可能性は十分にある。GⅠで戦ってきた実績、展開面の追い風、そして万全の仕上がりを総合すれば、今年のクイーンステークスで主役を務める資格は十分。マイペースの逃げに持ち込めれば、約1年半ぶりとなる待望の重賞制覇が現実のものとなっても不思議ではないだろう。

