JRA富士ステークス（2023）出走予定馬の予想オッズと過去10年のデータから傾向を分析！

東京の土曜メインはマイル王者決定戦であるマイルCSのステップレース「富士S」です。2009年には219万馬券、2010年には171万馬券が飛び出しており波乱傾向が強い一戦というイメージがありますが、実際の傾向はどうなのでしょうか？今回は過去10年間のデータをもとに富士Sの傾向を探っていきたいと思います。

■上位人気の好走率は高め

人気は「1番人気」が最多の4勝を挙げており、連対数は「1番人気」と「3番人気」が最多タイ、3着内は「3番人気」が最多となっています。勝ち馬は10頭中8頭が「3番人気以内」から出ており、上位人気の勝率は高めです。下位人気を見ますと「10番人気以下」は2着が1回、3着が3回となっており、穴馬も3着まではよく絡む印象です。遡れば2009年と2010年は100万馬券以上と2年連続で荒れたケースもありますが、近年は波乱度は低めです。

予想オッズ

下記の予想オッズは登録馬の独自予想オッズになります。正式オッズは馬券発売後に随時公開されますので、必ず主催者発表のものと照合しご確認ください。

■「内枠」が不振＆「差し」がやや優勢

コースは東京競馬場の芝1600mを使用。枠は「5枠」が最多の3勝、連対数は「8枠」、3着内は「7枠」が最多となっています。「1～3枠」は連対数がそれぞれ1回ずつとなっており、内枠はやや不振です。内枠不利・外枠有利の傾向が見られます。

脚質は「先行」と「差し」が4勝ずつを挙げており、連対数と3着内の回数は「差し」が最多となっています。ただ、2・3着の数は「先行」と「差し」で大きな差はありませんので、「差し」がやや優勢という程度に考えておきたいと思います。

■馬体重の増減が「-3～+3kg」だった馬に注目

馬体重の増減は、最多の6勝を挙げ、連対数と3着内の回数が最多の「-3～+3kg」に注目です。

■年齢はフラットな傾向

年齢は、「3歳」と「4歳」が最多の4勝ずつを挙げています。3着内の回数は「5歳」が最多となっており、数にも差はほとんどありませんので、年齢についてはフラットな目線で予想したいと思います。

性別は「牡馬」が8勝を挙げており、勝ち馬は「牡馬」から出やすい傾向となっています。所属は「栗東」が6勝を挙げており、関西馬がやや優勢です。

■前走レースが「安田記念」だった馬に注目

前走レースは、「安田記念」「京成杯AH」「関屋記念」の3レースがそれぞれ最多タイの2勝を挙げていますが、今年は京成杯AHと関屋記念から来る馬がいませんので、安田記念を重要度の高い参考レースとして注目したいと思います。

前走着順は「1着」「3着」「4着」が2勝ずつを挙げており、勝ち馬は比較的前走で好走した馬から出やすい傾向となっています。ただ、「6着以下」に敗れた馬も3着内が11頭と多く、前走で掲示板外に敗れた馬にも十分警戒する必要がありそうです。

■騎手は「C.ルメール」と「戸崎圭太」に注目

騎手は2勝ずつを挙げている「C.ルメール」と「戸崎圭太」の2名に注目したいと思います。