夏競馬の醍醐味とも言うべき函館競馬が今週末から開催。開幕週の一発目の重賞を飾るのは函館スプリントステークスです。16年は12番人気のソルヴェイグが優勝し、15年は14番人気のアースソニックが2着、12番人気のレンイングランドが3着に入着するなど近年はとくに波乱傾向が強い同競走。今回は過去10年間のデータをもとに人気や脚質といった基本的なカテゴリーを中心に函館スプリントステークスの傾向を探っていきたいと思います。

■波乱傾向強め、穴馬は積極的に狙っていくべし

「1番人気」は3勝のみで、ここ6年は勝ち星を挙げれておらず不振傾向。10番人気以下から5頭も馬券に絡んでおり、15年は二桁人気馬が2,3着に絡んで94万馬券が飛び出し、さらに14年は8番人気→6番人気→4番人気と人気薄同士の決着で87万円馬券が飛び出しております。過去10年で10万馬券以上が5回と多く、波乱傾向の強い一戦です。穴馬は積極的に狙っていくべきでしょう。

予想オッズ

下記の予想オッズは登録馬の独自予想オッズになります。正式オッズは馬券発売後に随時公開されますので、必ず主催者発表のものと照合しご確認ください。

■「内枠」＆「先行馬」が好走傾向に

コースは函館競馬場の芝1200mで開催。枠は最多の3勝を挙げている「3枠」が、勝率・連対率・複勝率全においてトップです。過去10年で馬券に絡んだ延べ30頭中16頭は1～3枠の馬でした。「内枠」が好走傾向にあります。

脚質は最多の6勝を挙げている「先行馬」が勝率・連対率・複勝率全てにおいてトップです。

■馬体重は「-3kg～+3kg」が好走傾向に

馬体重は最多の6勝を挙げている「-3kg～+3kg」が好走傾向に。全体的には馬体重が減っている馬が好走しております。

■「4歳馬」＆「牝馬」に注目

馬齢は「3歳」と「5歳」が最多の3勝ずつを挙げておりますが、好走率ベースで見ると「4歳」が勝率・連対率・複勝率の全てがトップとなっております。性別では「牝馬」が5勝を挙げており、好成績。所属は8勝を挙げている「関西馬」が中心となりそうです。

■前走が「高松宮記念」または「桜花賞」だった馬に注目

前走は2勝ずつを挙げている「高松宮記念」と「桜花賞」に注目。前走着順は過去10年で馬券に絡んだ30頭中14頭が「前走6着以下」だった馬で、巻き返しが目立ちます。前走着順についてはそこまで気にしなくて良さそうです。

■騎手は「丸田恭介」に注目

2勝以上している騎手はおりませんが、1,2,3着に1回ずつ入着している「丸田恭介」に注目。