【マーメイドステークス2024】出走予定馬の予想オッズ＆過去10年のデータから読み解く傾向

京都競馬の日曜メインは牝馬ハンデG3「マーメイドS」です。2022年と2021年は10番人気が勝利し、その前も2年連続で7番人気が優勝、その前も10番人気が勝利するなど、近年は波乱の決着が続いています。各馬の評価が難しい牝馬限定のハンデ戦ということで、波乱含みで難解な一戦です。今年は例年の阪神ではなく京都での開催となるため、傾向が当てはまりにくい部分もありますが、過去10年間のデータをもとにマーメイドSの傾向を探っていきたいと思います。

■穴馬の選定必須、波乱傾向はかなり強め

人気は「10番人気」が最多の3勝を挙げており、連対数と3着内の回数も最多となっています。複勝率は60%となっており、二桁人気馬の好走率としては異常な高さです。1番人気の連対率は30%、2・3番人気馬はいずれも20％となっており、上位人気が大不振です。

連対数と3着内は下位人気がトップという荒れ具合です。3連単の配当は過去10年で10万馬券以上が8回とほとんどが波乱決着となっており、かなり波乱傾向は強いレースです。的中の難しい波乱レースですが、大波乱も想定して馬券を購入した方が楽しめるレースと言って良いでしょう。

予想オッズ

下記の予想オッズは登録馬の独自予想オッズになります。正式オッズは馬券発売後に随時公開されますので、必ず主催者発表のものと照合しご確認ください。

■枠はフラット＆脚質は「差し」がやや優勢

コースは京都の芝2000mを使用。今年は京都での開催となりますので、「枠番」と「脚質」については特に例年の傾向が当てはまりにくいところがある点をご了承ください。

枠番は「7枠」が最多の3勝を挙げており、連対数と3着内の回数も最多です。「1・2枠」も2勝ずつを挙げているので内外の有利不利は少なめです。馬のタイプによって内外の向き不向きの差は出てきますが、基本的には枠順をそれほど意識する必要はなさそうです。

脚質は、3着内に入った30頭中22頭が「差し・追い込み」の馬となっており、後方から進めた馬が好走傾向にあります。ただ、「先行」が最多の5勝を挙げているので、差し・追い込みがやや優勢という程度に考えておきたいと思います。

■ハンデが「53kg」の馬が好成績

ハンデは、最多の3勝を挙げ、連対数と3着内の回数が最多の「53kg」に注目です。馬体重の増減は、最多の7勝を挙げている「-3～+3kg」に注目です。

■年齢は「5歳」に注目

年齢は、最多の5勝を挙げ、連対数と3着内が最多の「5歳」に注目です。所属は「栗東」が10勝を挙げており、関西馬が中心となります。

■前走レースは「パールS」が好成績

前走レースは最多の5勝を挙げ、連対数と3着内の回数が最多の「パールS」が参考レースとしての重要度が最も高そうです。

前走着順は「3着」が最多の3勝を挙げていますが、「6着以下」だった馬も3着内の回数が10頭と少なくありません。前走で掲示板外に敗れた馬でも3着内に好走するケースが多く、前走で大敗している馬でも侮らない方が賢明でしょう。

■騎手は「松若風馬」に注目

騎手は最多の2勝を挙げている「松若風馬」に注目です。