【高山ステークス展望2026】少頭数だからこそ問われる立ち回り!昇級馬と実績馬の力関係に注目
公開: 2026/08/12 12:47

土曜の中京競馬7レースでは、芝2000mで行われる3歳以上3勝クラスのハンデ戦「高山ステークス」が開催。今年は登録9頭と少頭数での一戦となる見込みで、例年以上にペースや位置取りが勝敗を左右するレースになりそうだ。
中でもとくに注目したいのが、昇級初戦を迎えるダノンジャイアンだ。前走は逃げ切り勝ちを決め、前々走は先行策から押し切って連勝を飾った。今回は約5か月ぶりの実戦となるが、登録馬を見る限り積極的にハナを主張しそうな馬は少なく、自分のリズムでレースを運べる可能性がある。少頭数で隊列が早めに決まれば、休み明けでも持ち前の粘り強さを十分に発揮できるだろう。
同じく昇級戦となるシンゼンカガも気になる存在。トーセンラー産駒らしく持続力が武器で、前走の2勝クラスでは着実に力を示した。ただし今回は約5か月ぶりの実戦に加え、相手関係も一段強化されるため、まずはこのクラスでどこまで通用するかが試金石となる。
一方、現時点で最も安定感を感じさせるのがバッデレイトだ。兄には札幌記念を制したトップナイフがおり、良血馬らしく3勝クラスでも堅実な走りを続けている。前走の垂水ステークスでは3着と好走し、このクラスでも2着歴があるなど能力は証明済み。勝ち切れないレースが続いている点は課題だが、大崩れしない安定感は今回のメンバーでも大きな強みと言える。展開に左右されにくい競馬ができる点も評価材料だ。
穴候補として面白いのがキーパフォーマー。3勝クラスではまだ3着以内こそないが、中京芝コースでは3戦して2着1回、3着1回と舞台適性は悪くない。約2か月ぶりの実戦となるが、過去には同じようなローテーションで勝利を挙げており、休み明けへの不安もそれほど大きくない。追い込み脚質だけに展開の助けは必要だが、少頭数でも前半が流れるようなら一気の差し込みがあっても不思議ではない。「夏は牝馬」の格言も後押しとなるだけに、人気以上の走りを期待したい存在だ。
今年の高山ステークスは少頭数ながら、逃げ・先行タイプと差しタイプのバランスが取れた興味深い組み合わせとなった。展開面ではダノンジャイアンが主導権を握る可能性が高く、その流れをバッデレイトがどう捕らえるかがレースの大きなポイントになりそうだ。ペース次第ではキーパフォーマーの末脚が浮上する場面も考えられ、シンプルな頭数以上に戦術面が結果を左右する一戦として注目したいところだ。

