【JRAフローラS予想2023】大物感たっぷり!唯一左回りを勝ってきた〝あの馬〟に注目
東京競馬場の日曜メインはオークストライアルの「フローラステークス」が行われます。今年の出走馬は15頭で、例年通りの頭数ですが、重賞出走馬は例年よりも少なく、逆に未勝利勝馬が6頭と多いため、実績的には差がなく、どの馬にもチャンスがありそうなメンバー構成となっています。
中でも注目しているのは、前走の未勝利勝ちを収めたエピファネイア産駒のブライトジュエリーです。
ブライトジュエリーは既走馬相手の未勝利戦でデビュー勝ちを果たしました。経験馬相手の勝利自体、なかなかできないことで、素質を感じさせる結果と言えますが、それ以上に注目すべきはその勝ちっぷりです。
道中、18頭中の12、13番手あたりの後方に位置していたブライトジュエリーは、直線に向くと最内をスムーズに進出し、残り400mからは外に進路を変えて追い出すと一気に馬群を捌き、最後には2着馬に4馬身差の快勝を収めました。上がりも最速の34.6秒で、2番目に速い馬(36.0秒)とは1秒4もの差をつけていました。最後の直線まで最内を通ったとはいえ、直線では1頭だけ進路を5頭分ほど外に出してのものなので、レースぶりには大物感を感じました。
この時4馬身差を突き放した2着馬ガットネロは、今回人気になりそうなソーダズリングとの新馬戦で1馬身3/4差だったので、単純比較はできませんが相対的には今回の人気馬以上のパフォーマンスを発揮しているのです。
さらに今回の出走馬は、どの馬にもチャンスがありそうだと先に述べましたが、その未勝利馬がそれぞれ強い勝ち方で勝ってきているので人気になりそうですが、未勝利馬6頭のうちブライトジュエリーだけが唯一東京競馬場と同じ左回りの競馬場(中京)を勝ってきています。その他は右回りでの勝利なので左回りで同じような競馬ができるか課題もあります。加えて6頭中ブライトジュエリーとレシプロシティ以外の馬は、騎手が乗り替わりとなりますので未勝利戦と同じ鮫島克駿騎手が続けて乗ることもプラスでしょう。
ということでオークストライアルのフローラステークスは、大物感の漂うブライトジュエリーが有力の未勝利馬の中でも唯一の左回りを勝ってきて、同じ騎手が乗る利点を活かしてオークスの秘密兵器として名乗り出てくれることに期待して応援したいと思います。