【葵ステークス予想2023】スプリントG1へ繋がる一戦!ビッグシーザーやモズメイメイなど出走予定馬を考察
重賞へ格上げされて今年で6回目となる3歳スプリントの「葵S」。オープン特別時代から多数のG1馬を輩出しており、後のスプリントG1にもつながる可能性があるレースとして注目したい1戦です。今回は出走を予定している競走馬の中でもとくに人気が集まりそうな有力馬3頭をピックアップしました。
ビッグシーザー(牡3、西園正都厩舎)
今年初戦の前走マーガレットSを制したビッグシーザー。昨年9月の未勝利戦でのレコード快勝を皮切りに、余裕の着差で4連勝を達成。逃げ・先行・差しと自在に立ち回れる器用さがあり、コースも小倉・中京・福島・阪神とどんなコースでも好走と欠点が見当たりません。これまで全てのレースにおいて勝ちっぷりにインパクトがあり、父ビッグアーサーを彷彿とさせる世代屈指のスプリンター。順調に成長して勝ち上がれば、G1の大舞台でも期待できる大物感あふれる1頭です。
モズメイメイ(牝3、音無秀孝厩舎)
前走の桜花賞・13着から巻き返しを狙うモズメイメイ。2走前のチューリップ賞では続く桜花賞・2着馬のコナコーストを抑えて逃げ切り勝ちを果たしましたが、前走の桜花賞では前半600m通過がチューリップ賞よりも1秒2速い34秒0と緩みないラップで進み、さすがにG1では楽逃げを許してもらえなかったかたち。今回は初の1200mが最大のカギとなりそうですが、脚の回転が速くハマりそうな気配は十分。鞍上が2戦2勝の武豊騎手に手綱が戻ることからも侮れない1頭です。
タマモブラックタイ(牡3、角田晃一厩舎)
前走のNHKマイルC・10着から巻き返しを狙うタマモブラックタイ。これまでのキャリア3勝を1200~1400m戦となっており、前走はさすがに距離が長かった印象です。それでも直線半ばでは一旦先頭に立つ見せ場も作り、不得意な舞台ながら力は示しました。今回の1200mは3戦3連対と好成績で、1400mのG3・ファルコンSも快勝と短距離路線に戻るここはパフォーマンスアップが期待できそうです。悪天候にも強い馬で、ひと雨降って馬場が荒れるようなら主役候補でしょう。