今週は貴重なダートスプリント重賞「カペラS」が中山競馬場で開催です。来年2月のフェブラリーSの予想へ向けて各馬の力関係を把握しておく上でも見逃せない一戦です。今回は過去10年間のデータをもとにカペラステークスの傾向を探っていきたいと思います。

■「2番人気」が好成績

人気は「2番人気」と「3番人気」が最多タイの3勝ずつを挙げており、連対数と3着内は「2番人気」が最多となっています。「1番人気」は2勝、複勝率50%と信頼度はそこまで。逆に「2番人気」は複勝率80%と好走率は高く、軸としての信頼度は「2番人気」の方が高めです。下位人気を見ますと「6～9番人気」は3着が6回となっており、三連系の馬券で勝負するならこのあたりの人気馬はおさえておきたいところです。上位人気の好走率が低く、人気薄の連対率が高いことから馬単や馬連といった2連系馬券でも万馬券がよく出ております。10年以上遡れば2014年には165万馬券と高額配当も飛び出しているので、常に波乱には警戒したほうが良さそうです。

予想オッズ

下記の予想オッズは登録馬の独自予想オッズになります。正式オッズは馬券発売後に随時公開されますので、必ず主催者発表のものと照合しご確認ください。

■「内枠」＆「差し」がやや優勢

コースは中山のダート1200mを使用。枠は「1・2・3・7枠」が2勝ずつを挙げており、連対数は「1・6・7枠」が最多タイ、3着内は「1枠」と「7枠」が最多タイとなっています。どの枠も満遍なく好走していますが、勝ち馬に関しては内枠から出やすい傾向となっています。

脚質は「先行」と「差し」が3勝ずつを挙げており、「逃げ」と「追い込み」も2勝といずれの脚質も好走しています。全体的にはフラットに近い傾向ですが、連対数と3着内は「差し」が最多となっているので、差しがやや優勢という程度に考えたいと思います。 

■馬体重の増減が「-3～+3kg」だった馬に注目

馬体重の増減は、最多の5勝を挙げ、連対数と3着内の回数も最多の「-3～+3kg」に注目です。

■「3歳」に注目

年齢は、最多の4勝を挙げている「3歳」に注目です。性別は「牡馬」が7勝、「セン馬」が2勝を挙げており、「牝馬」が好走するケースは稀です。所属は「栗東」が7勝を挙げており、関西馬が中心となります。

■前走レースは「JBCスプリント」が好成績

前走レースは唯一2勝を挙げ、連対数と3着内の回数が最多の「JBCスプリント」が参考レースとしての重要度が高そうです。前走着順は「1着」が最多の4勝を挙げており、連対数と3着内の回数も最多です。前走勝っている馬は好成績で、勢いが重要となっています。

■騎手は「内田博幸」に注目

騎手は「津村明秀」と「内田博幸」が2勝ずつを挙げていますが、今年は津村騎手の騎乗予定がないため、内田騎手に注目です。