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【CBC賞2026展望】ハイペース濃厚の一戦!末脚勝負ならサンアントワーヌ

公開: 2026/08/08 04:00

中央競馬
【CBC賞2026展望】ハイペース濃厚の一戦!末脚勝負ならサンアントワーヌ

日曜の中京メインはサマースプリントシリーズ第4戦となるGⅢ・CBC賞(芝1200m)が行われる。

過去のCBC賞は前へ行く馬が強いレースとして知られている。過去10年を振り返ると、逃げ馬が馬券圏内に入ったケースは9回。中京芝1200mはスタートからスピードに乗りやすく、最後の急坂を先頭で押し切る競馬が決まりやすい条件だけに、「逃げ・先行有利」というイメージを持つファンも多いだろう。しかし、今年は例年とは少し違う見方をしている。

今年、最も注目しているのは3歳牝馬のサンアントワーヌだ。

前走はGⅠ桜花賞で7着。勝ち負けには加われなかったものの、世代トップクラスを相手に善戦しており、能力の高さは十分に示した。今回は初めて1200m戦へ挑戦することもあり、人気はやや落ち着きそうだが、その条件替わりが新たな一面を引き出す可能性もある。

最大の武器は鋭い末脚だ。

一見すると、逃げ・先行有利のCBC賞ではマイナス材料にも映る。しかし、メンバー構成を見渡すと、その常識が覆る可能性がある。

今年のCBC賞には積極的にハナを主張したい馬が数多く揃った。GⅠ高松宮記念でも積極策を見せたインビンシブルパパ、前走で超ハイペースを押し切ったコウセキ、さらにシルクロードステークスを逃げ切って重賞タイトルを獲得したフィオライアと、いずれも簡単に主導権を譲るタイプではない。

これだけ逃げ・先行タイプが集結すれば、序盤から激しいポジション争いになる可能性は高い。例年どおり「逃げ馬天国」の展開になるとは限らず、前半のラップが速くなれば、最後は差し・追い込み馬が台頭するシナリオも十分に考えられる。過去の傾向は重要な判断材料だが、それ以上に今年のメンバー構成と展開を重視したい一戦である。

サンアントワーヌにとって魅力なのは展開だけではない。

今回は52kgのハンデで出走できる見込みで、古馬との比較では大きなアドバンテージとなる。ハンデ戦では数kgの差が直線での伸びに影響するケースも少なくなく、この斤量は見逃せないポイントだ。

さらに左回りでは3戦2勝と高い適性を示している。コーナーから直線へ向く際の加速力や、長く脚を使えるレースぶりは中京コースとも好相性で、初の1200mという条件もスピード競馬への対応さえできれば大きな不安材料には映らない。むしろハイペースの流れに乗って脚をためる形になれば、この馬の持ち味が最大限に生きる可能性がある。

CBC賞は過去の傾向だけを追えば、前で運ぶ馬を重視したくなるレースだ。しかし競馬は毎年同じメンバーで行われるわけではない。

今年は逃げ・先行馬が例年以上に充実しており、レース全体の流れがこれまでとは大きく変わる可能性を秘めている。その展開を最も生かせそうなのが、切れ味勝負を得意とするサンアントワーヌだ。

3歳牝馬らしい軽量を武器に、最後の直線で鋭く差し切るシーンがあっても不思議ではない。データだけでは見えない「今年ならではの展開」を重視するなら、サンアントワーヌは最も魅力的な存在といえるだろう。

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