【函館記念】ダービーフィズ悲願の重賞初V。シリーズ制覇に王手がかかる。

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第51回函館記念(GⅢ・函館芝2000m)は単勝3番人気のダービーフィズ(岩田康誠騎手)が制し、悲願の重賞初勝利をあげた。アタマ差の2着には10番人気のハギノハイブリッド(藤岡康太騎手)が入着し、さらに3馬身1/2差に7番人気のヤマカツエース(池添謙一騎手)が入着した。

レース序盤は先行勢はハナを譲りあうように緩やかにスタートし、大外のマイネルミラノが少し遅れてハナをきって始まった。優勝したダービーフィズは中団内の8~9番手の好位を追走し、良いポジションをキープしながら我慢。3コーナーから早めに仕掛ける積極的な競馬で前に出て、4コーナーではすでに先行馬3頭に追いつき直線では2着馬のハギノハイブリッドとの熾烈な叩き合いとなった。
差し返されそうになるもアタマ抜け出して粘り強い攻めの競馬で同レースを制した。

優勝したダービーフィズは同レースが重賞10戦目で、前走の目黒記念(GⅡ・東京芝2500m)6着の敗戦を糧にして悲願の重賞初勝利をあげた。サマー2000シリーズの2戦目を制し、次走は同シリーズの4戦目となる札幌記念(GⅡ・札幌芝2000m)を目指す予定。サマー2000シリーズ制覇を視野に入れたこの馬の次走の活躍はもちろんのこと、秋のGⅠ戦線での活躍にも期待がかかる。