【注目新馬】オーナー初の牡馬クラシックへ向けてミッキーガーデン始動

ミッキーの冠でお馴染みの野田みづきオーナー。代表馬には牝馬二冠のミッキークイーンやマイルで活躍したミッキーアイルがいます。今年の菊花賞でもミッキースワローが上位人気に支持されるなど、豊富な実績がありますが、牡馬クラシックでは未だ勝利に届かず。そんな野田みづきオーナーのもとへビッグタイトルを届けてくれそうな産駒のスタンバイが整ったようです。

父キングカメハメハ、母ダイワレーヌ、母父チチカステナンゴのミッキーガーデン(2牡・栗東/大久保)です。母ダイワレーヌでピンときた方はPOGファンかもしれません、さらにその母を辿ればみなさんご存知のダイワスカーレットです。

その競走成績と打って変わって繁殖成績では鳴りを潜めているダイワスカーレットですが、孫の代で大物誕生となるかも期待がかかります。馬体重は450kgほどということで、今後の成長も考えると牡馬としては丁度よいサイズと言えるのではないでしょうか。ジャパンカップの裏開催となる日曜日の京都でデビューとなりました。15頭とまずまず数の揃った新馬戦になります。

2014年マイルCS勝ち馬のダノンシャークや、現役では京都大賞典を勝利し、悲願のG1制覇へ向けて香港カップに出走を予定しているスマートレイアーなどを管理する大久保龍志厩舎の元で調教を施されています。ウオッカの優勝した日本ダービーで2着になったアサクサキングスなど、厩舎としてもクラシックまであと一歩といったポジションのため、そろそろ栄冠を勝ち取りたいところ。

ミッキーと言えば浜中騎手といったイメージもあるかもしれませんが、今回はミッキーロケットなどでお馴染みの和田騎手が騎乗となりました。和田騎手はクラシック優勝の経験こそありますが、テイエムオペラオー以来遠ざかっているタイトルでもあります。今年はG1でも非常に惜しい場面を演出し、いよいよアブラの乗ってきたジョッキーに成長してきた和田騎手、オーナー、厩舎と陣営みんなの悲願といっても差し支えないでしょう、3歳牡馬クラシックへ向けてミッキーガーデンのデビュー戦にまずはご注目下さい。