マイルチャンピオンシップの前哨戦、「富士ステークス」が今週東京競馬場で開催されます。2009年には219万馬券、2010年には171万馬券が飛び出しており波乱傾向が強い一戦というイメージがありますが、実際の傾向はどうなのでしょうか？今回は過去10年間のデータをもとに、人気や脚質といった基本的なカテゴリーを中心に富士ステークスのレース傾向を探っていきたいと思います。

■波乱傾向は強め、3連系の馬券狙うなら穴馬は必須

「1番人気」は3勝、2着1回と馬券に絡んだのは4頭のみと少々さみしい成績です。単勝オッズ「50.0～99.9倍」が5頭も3着内に入着しており（0-1-4-17）、複勝率も22.7%と低くありません。3着に4頭も入っているので、3連系の馬券を狙うなら穴馬は必須です。さらに、過去10年で10万馬券以上が5回、そのうち100万馬券以上が2回と高配当が多く、波乱傾向の強い一戦と言えるでしょう。

予想オッズ

下記の予想オッズは登録馬の独自予想オッズになります。正式オッズは馬券発売後に随時公開されますので、必ず主催者発表のものと照合しご確認ください。

■枠順による有利不利は少ない。脚質は「先行馬」に注目

コースは東京競馬場の芝1600mを使用。枠順に極端な傾向はなく、有利不利は少ないです。ただ、「1枠」は2着1回のみと不振気味。脚質は「差し馬」が最多の5勝をあげておりますが、4勝をあげている「先行馬」が勝率・連対率・複勝率（9.5%・16.7%・31.0%）でトップです。

該当馬先行馬候補

ウインガニオン

■馬体重は「+4kg～+9kg」に注目

馬体重は、2勝をあげ、3着内の頭数が一番多い「+4kg～+9kg」に注目。馬体重の増減は馬体重が減っている馬の方が好走しております。

■「4歳馬」が好走傾向に

年齢は「4歳馬」が最多の4勝をあげており、勝率・連対率・複勝率（18.2%・31.8%・45.5%）がトップです。性別は「牡馬」が中心で、牝馬による出走はほとんどありません。所属は「関西馬」が6勝をあげており勝率は関西馬の方が高いですが、3着内は「関東馬」の方が多く、連対率・複勝率（14.7%・21.3%）は関東馬の方が高くなっております。

■前走が「ポートアイランドS」だった馬に注目

前走は唯一2勝をあげている「ポートアイランドS」に注目。前走着順は、前走が10着以下だった馬が7頭も馬券に絡んでおり、大敗した馬の巻き返しが目立ちます。前走着順はそこまで気にしなくて良さそうです。

■騎手は「戸崎圭太」に注目

騎手は唯一2勝をあげている「戸崎圭太」に注目。

※現役騎手のみを表示しております。