【北海優駿(ダービー)2023予想】人気馬の取捨を過去データから判別
今週15日木曜日は門別競馬場で「北海優駿(ダービー)」が開催されます。2007年に秋の開催から春に移行されましたが移行前の2004年には後にシンガポールでG1を制し重賞7勝の戦績を残したコスモバルクが勝利しており、2009年以降は門別競馬場のダート2000mで行われています。
高知優駿と同様に地方全国交流戦となっており、2017年には岩手のベンテンコゾウが地元ではなくこちらに矛先を向け、北斗杯、北海ダービーの2冠を制しています。
過去10回のデータをみると、1番人気馬が7勝と圧倒的な強さを誇るものの2, 3着には入っておらず、波乱の年には1番人気馬が圏外という傾向があります。
安定感を買うなら3番人気馬となっており、3着圏内に入ったのが10年で7回と、1番人気馬の勝率と同率で、上位人気馬から狙うなら1番人気馬か3番人気馬から、というのがセオリーになりそうです。
また前走で勝利していた馬の相性がいいレースとなっており、1, 3番人気かつ前走で勝利している馬がいれば迷わず狙いたいところです。
当日までオッズは読めませんが、今年はアジアエクスプレス産駒のニシケンボブ、パイロ産駒のベルピットが有力といえそうです。
いずれも前走で勝利しており、特にベルピットは現在2連勝中で、これまで8戦6勝2着2回と連を外していない安定感と、桑村騎手が継続して騎乗するのも魅力で、前走の北斗杯ではニシケンボブをおさえて勝利しており、順当ならこの馬かもしれません。道中は中団追走から早め先頭に立つと直線は後続を突き離して優勝。2000mは未知だが、北海道三冠へ向けて文句のつけようがない好発進を果たした。どこまで連勝が続くのか楽しみな1頭です。
一方ニシケンボブは北斗杯2着後にハクチョウゲ特別を勝利しており、勢いは変わらず今回も期待が持てそうですが、2番人気になるようだと、過去10回のデータでは複勝圏内に入ったのが3頭しかおらず、危険な人気馬となるかもしれません。