【加付式“連番の法則”】札幌記念など先週の回顧・検証
夏競馬も残り3週と大詰めを迎えてきた先週。メイン重賞には、日曜札幌でサマー2000シリーズ第4戦となる「第58回 札幌記念(GⅡ)」が、小倉ではサマースプリントシリーズ第4戦「第57回 北九州記念(GⅢ)」が行われた。
毎年GⅠ級メンバーが集う札幌記念は、3番人気(4.6倍)のジャックドール(藤岡佑介騎手)が、5連勝後の初GⅠ(大阪杯)で掲示板確保の実力を遺憾なく発揮し、GⅡ2勝目。2着には1番人気タイ(3.3倍)のパンサラッサ、3着に5番人気のウインマリリンが入り、1・2着連番の法則「同枠・一組連番」決着となった。
一方、北九州記念では18頭立て16番人気(164.3倍)のボンボヤージ(川須栄彦騎手)が、重賞初勝利。2着に3番人気タイセイビジョン、3着1番人気ナムラクレアと入り、この日の小倉では既に3回出ていた推奨術「1番人気3着付け」で3連単49万の好配当となったが、残念ながら「法則外」決着であった。
では先週の結果を振り返ろう。全結果は下表のとおり。
- | 新潟 | 小倉 | 札幌 | 合計 | 出現率(%) |
---|---|---|---|---|---|
ALL連番 | 1(1) | 2(1) | 1 | 4 | 11.1 |
一組連番 | 4(1) | 5(2) | 4(2) | 13 | 36.1 |
同番 | 1 | 2 | 0 | 3 | 8.3 |
合計 | 6 | 9 | 5 | - | - |
出現率(%) | 50.0 | 75.0 | 41.7 | - | - |
- | 新潟 | 小倉 | 札幌 | 合計 | 出現率(%) |
---|---|---|---|---|---|
ALL連番 | 1(1) | 3(1) | 2 | 6 | 16.7 |
一組連番 | 6(4) | 6 | 7(2) | 19 | 52.8 |
同番 | 0 | 0 | 1(1) | 1 | 2.8 |
合計 | 7 | 9 | 10 | - | - |
出現率(%) | 58.3 | 75.0 | 83.3 | - | - |
- ※「同番」「一組連番」、同時に成立(13番→2番→3番 等)は「同番」としてカウント
- ※( )内は同枠2頭が入った回数
先週も新潟・小倉・札幌の3場開催計72レース、法則決着の内訳は、「一組連番」が計32レース、「ALL連番」が10レース、そして「同番」が4レース。出現数は「一組連番」が確率メインの通常モード、「ALL連番」爆発モード、「同番」やや低調となった。配当面では、「100万超0回、10万超9回」と100万超こそ無かったが、10万超高額的には好調を維持して見せた。ただメインレースでは、土日計6レース中4レースで「法則決着」となったが、6.3万が最高で10万超高額は出なかった。
「一組連番」は、土曜には3場とも若干半数を割ったが、日曜には3場すべて半数以上。10万超高額配当も土日とも3場すべてから輩出し、回数・配当ともに満遍なく好調を示した。日曜新潟で6回中4回と際立った「同枠・一組連番」も、2日間とも満遍なく好結果を残していた。また、冒頭の北九州記念で振り返ったように「1番人気3着」も日曜小倉で4回、土曜札幌で3回など目立った。推奨術などを駆使して「一組連番」で1日複数的中を狙おう。
数週間堅調を維持してきた「ALL連番」は、久々に2桁10回の爆発モードとなった。土日3場すべてから出現した他、「同枠2頭絡み」も10回中4回あり、配当的にも5万超2回、10万超1回と「一組連番」同様こちらも満遍なく好結果を残した。「常に『ALL連番』狙いの方」には、先週は当たり週であったと言えたであろう。今夏は特に「ALL連番」が好調、残り2週の夏競馬も注意して抑えておこう。
前週爆発モードとなった「同番」は、久々に全4回と減少した。従来なら「通常モード」な回数だが、一年以上好調を維持し続けている「同番」にしては「低調」と言わざるを得ない結果であった。ただ、1日2回出現の土曜小倉では再び「6番人気との人気薄『同番』」が入っての3連単14万高配当を残した。この6番人気は、ここ数週記し続けてきた「1番人気3倍以上(4.1倍)」に10倍台の6番人気(11.1倍)であった。ちなみに勝利した7番人気も13.2倍であったので、まだまだ「1番人気3倍以上時の10倍台」には要注目だ。
先週の「最終R」は全6回中5回の「法則決着」。ただ「5回に1回以上の10万超」は、2週連続不発に終わった。「同枠・一組連番」2回など推奨術での決着もあっただけに、「高額」とはいかなかった結果が残念であった。「不発週の翌週は爆発」とならなかったが、「次週こそ!」と挑み続けてほしい。