【加付式“連番の法則”】七夕賞など先週の回顧・検証
プロ野球やJリーグなどをはじめ有観客でのイベント解禁を受け、競馬界でも「ばんえい競馬」を開催する帯広競馬場が11日(土)から、「岩手競馬」を開催する盛岡競馬場で12日(日)から一般客の入場を再開した。JRA・中央競馬では、開催場での無観客は継続ながら「一部ウインズなど」場外馬券場を11日から再開した。ただ、前週お伝えした東京での感染者は12日までに「4日連続200人超」となり、首都圏はじめ全国的に感染者の再拡大、いわゆる「第2波」の懸念が大きくなりつつあることも否めない。今のところJRAの無観客開催は「19日まで継続」がすでに発表されているが、今後入場が再開されるかどうか、注目される。
先週は節目の記録が多数記録された。11日阪神5レースで、池江泰寿調教師(栗東)が史上54人目、現役9人目となるJRA通算700勝を達成。同日、福島6レースでは中舘英二調教師(美浦)が、また阪神11レースでは西村淳也騎手がともにJRA通算100勝を達成した。翌12日には、函館5レースで池添謙一騎手が史上21人目、現役15人目のJRA通算13,000回騎乗を、さらに阪神6レースでは春の牝馬クラシックで大活躍した松山弘平騎手がJRA通算700勝を達成した。
先週の土日メインは、すべて連番の法則決着。特に日曜2重賞では、連番の法則が高額万馬券を演出した。ともに「同番」組み合わせで決着し、福島の名物重賞「七夕賞」では11万配当、阪神で行われた「プロキオンステークス」では82万配当となった。詳細は「同番」回顧に記すが、本コラムの読者が筆者お勧めのメインだけでもALL連番・同番は買い続けるべしそして注目人気と書き続けていることを実践していただけていたとしたら、2重賞とも獲れた確率は高かったのでは・・・と思うのだが。
それでは、先週の結果を振り返ろう。全結果は下表のとおり。
- | 福島 | 阪神 | 函館 | 合計 | 出現率(%) |
---|---|---|---|---|---|
ALL連番 | 0 | 0 | 2 | 2 | 5.6 |
一組連番 | 5 | 10 | 5 | 20 | 55.6 |
同番 | 4 | 1 | 0 | 5 | 13.9 |
合計 | 9 | 11 | 7 | - | - |
出現率(%) | 75.0 | 91.7 | 58.3 | - | - |
- | 福島 | 阪神 | 函館 | 合計 | 出現率(%) |
---|---|---|---|---|---|
ALL連番 | 0 | 1 | 2 | 3 | 8.3 |
一組連番 | 3 | 4 | 6 | 13 | 36.1 |
同番 | 2 | 2 | 1 | 5 | 13.9 |
合計 | 5 | 7 | 9 | - | - |
出現率(%) | 41.7 | 58.3 | 75.0 | - | - |
※「同番」「一組連番」、同時に成立(13番→2番→3番等)は「同番」としてカウント
先週は、土日3場合計72レース中、出現確率No.1の「一組連番」が33レース、「ALL連番」が5レース、「同番」が10レースの出現回数。「一組連番」「ALL連番」は平均的出現率といえるが、「同番」が通常よりかなり目立った。特に土曜福島では12レース中4レース、実に1日の3分の1を「同番」決着が占めたのである。連番の法則全体では、日曜福島が「41.7%」と唯一5割を切ったが、その他は「58.3%~91.7%」と先週も高確率出現を残した。特に土曜阪神は12レース中11レースが連番の法則決着で、出現率は9割を超えた。前記土曜福島の「同番」と土曜阪神の「一組連番」が、ひとつの組み合わせとして偏った高確率出現を記録した
「一組連番」は、記したように日曜阪神で特に多く出現した。配当面でも出現10回中4回で10万超。そしてその波乱の高額を演出したのは、すべて注目・3~5番人気。ご自身の軸馬、もしくは注目馬が該当人気だった場合には是非とも両脇馬番を抑えていただきたい。その際、両脇の人気には拘らないこと、成績欄や人気を見ないことが大事となる。投入資金を抑えたい場合には「馬連か馬単」だけでも抑えておくと、それだけでも万馬券は多く手に出来る。
先週、特筆すべき「同番」は、土日で10回。「1日の3分の1」で出現となった土曜福島は、すべて万馬券で、内10万超が半数の2回。ともに1番人気の同番決着で17万と55万配当。前週の「ALL連番」同様、「同番」でも1番人気からの「同番」を抑えるだけで、3連複でも共に5万~7万配当。1番人気からでも高額配当は手に出来ることを如実に示している。そして「一組連番」の函館メインも含め3場メインで10万超配当を記録した日曜。2重賞の「七夕賞」と「プロキオンS」でも「同番」決着し、七夕賞では3番人気「3番・クレッシェンドラヴ」が勝ち、2着に7番人気「13番・ブラヴァス」が入着し3連複2万、3連単11万。またプロキオンSでは5番人気「6番・サンライズノヴァ」が勝利し、3着に9番人気「16番・ヤマニンアンプリメ」が入着で3連複14万、3連単82万配当となった。ご自身の軸馬が「まったく当てはまらない」なら仕方ないが、軸馬が3~5番人気に支持されている場合には、「同番からの総流し」をお勧めする。引き続き注目は、「メインレース」とくに重賞レースと3~5番人気を買い続けていただきたい。
最もお勧めと推奨している「ALL連番」は、土日で全5回と出現回数は平均的。配当は、すべて1桁万円のいわゆる通常万馬券だったが、5回中4回は1番人気からの「ALL連番」。そしてその中で、2回の5万超えを残した。さらに内1回は、たびたび高額万馬券の宝庫と紹介している日曜阪神最終レースで出現。先週「YouTube解説編『ALL連番』」を公開したが、「最もお勧めとする最大要因」の少額投資。1番人気からの「ALL連番」でも、YouTubeの中で紹介した「実践例」のように600円ほどの投資で、5万超を手に出来るのである。是非今後も、上位人気からの「ALL連番」にも注意を向けて、チャレンジしていただきたい。
高額万馬券の宝庫最終レースは、先週も土日6レース中4回で高額万馬券。その4回すべて連番の法則で決まった(筆者も先週に続いて法則買いで成功)。読者の皆さんも引き続き「最終レースは、人気に捉われない思い切った馬券勝負!」にチャレンジしていただきたい。なお、前記「YouTube解説編『ALL連番』」の次回予告では「同番」としたが、その前に「YouTube解説編『最終R』」を近々公開する予定。
また、先週のYouTube実践編「七夕賞展望」の回では、メインレースの法則チャレンジには失敗したが、推奨レースが2週連続本命的中。前週の10番人気ほどの人気薄ではなかったが、推奨した福島9Rで本命に推した5番人気ホウオウエミーズが勝利。2着にも6番人気が入着したため、万馬券配当となった。是非、YouTube実践編(日曜朝公開)も併せてご覧いただきたい。