JRA京成杯オータムハンデキャップ（2023）出走予定馬の予想オッズと過去10年のデータから傾向を分析！

今週から中山競馬が開催。日曜メインはサマーマイルシリーズを締めくくるハンデG3「京成杯AH」です。堅実な決着もあれば波乱もあり、掴みどころがない難解なハンデ戦というイメージがあります。ということで、今回は過去10年間のデータをもとに京成杯オータムハンデの傾向を探っていきたいと思います。

■上位人気は堅実も、波乱は常に潜む

人気は「1番人気」が最多の4勝を挙げており、連対数と3着内の回数も最多となっています。勝ち馬は10頭中8頭が「4番人気以内」から出ており、勝ち馬は4番人気以内から狙うのが良さそうです。下位人気を見ますと、「6～9番人気」が2着3回・3着5回、「10番人気以下」も2着4回・3着2回となっており、1着馬こそ荒れませんが、2・3着には穴馬が高い頻度で絡んできています。

堅実な決着もありますが、2015年に222万馬券が飛び出しているように、やはりハンデ戦である以上常に大波乱の種が潜んでいると考えたほうが良さそうで、気になる伏兵馬がいれば抑えたほうが良さそうです。

予想オッズ

下記の予想オッズは登録馬の独自予想オッズになります。正式オッズは馬券発売後に随時公開されますので、必ず主催者発表のものと照合しご確認ください。

■「枠」＆「脚質」ともにフラットな傾向

コースは中山の芝1600mを使用。枠は「5枠」が最多の4勝を挙げており、連対数と3着内の回数も最多です。内外の有利不利はそこまでありませんが、中山の1600mは最初のコーナーまでの距離が約240mと短いため、外枠に入った馬は外々を回らされることが多い傾向があります。スタミナの不安や距離ロスでパフォーマンスが落ちそうな馬が外枠に入った際には注意が必要でしょう。

脚質は「先行」と「差し」が4勝ずつを挙げており、連対数も同数です。「逃げ」や「追い込み」といった極端な競馬でも好走しているので、脚質についてはフラットな目線で予想しても良さそうです。

■ハンデは「56kg」に注目

ハンデは「55kg」と「56kg」が3勝ずつを挙げており、連対数も最多タイとなっていますが、今年は「55kg」を背負う馬が不在のため、ハンデは「56kg」に注目したいと思います。馬体重の増減は、最多の6勝を挙げている「-3～+3kg」に注目です。

■「5歳」が好成績

年齢は、最多の6勝を挙げ、連対数と3着内の回数も最多の「5歳」に注目です。性別は7勝を挙げている「牡馬」が中心となりますが、「牝馬」も2着には5回入着しており、2着まではよく絡みます。所属は「美浦」と「栗東」が5勝ずつを挙げており、東西で極端な差はありません。

■前走レースは「中京記念」に注目

前走レースは最多の3勝を挙げている「中京記念」が参考レースとしての重要度が高そうです。前走着順は「1着」が最多の4勝を挙げており、連対数も最多です。勝ち馬は10頭中8頭が前走で「3着以内」に好走していた馬でした。勝ち馬は前走で馬券圏内に入着している馬から狙うのが良さそうです。

■騎手はフラットな傾向

騎手は「田辺裕信」が最多の3勝を挙げていますが、今年は騎乗予定がありません。次いで勝利数が多い「戸崎圭太」「横山典弘」の2名も騎乗予定がないため、騎手についてはフラットな目線で予想しても良さそうです。