【福島記念2019予想】ミッキースワロー、早めに動く形の競馬が理想
七夕賞と並ぶ福島の伝統の一戦「福島記念」がいよいよ開催です。実績的にはミッキースワローが上位となりますが、58.5キロと過去最大に重たい斤量を背負わされることになりました。個人的にはジャパンCあたりに出ても面白そうな馬だと感じておりましたので、今回はこの馬から勝負したいと思います。
前走のオールカマーは控えて直線手前から追い込んで2着に善戦。後方2番手から進めてコーナー外目をまわって直線もしぶとく伸び、坂の登りもスピードを落とさず伸びての2着は大健闘でしたが、やはりあの位置から勝つのは厳しかったという感じです。もう少し早めに動いていけば勝ち馬ともっと競れたと思いますが、3コーナーあたりからのラップも速く、この馬自身は良い競馬をしているのも事実です。
福島の2000mは3~4コーナーがスピードの落ちにくいスパイラルカーブとなっており、先行馬がそのまま粘りやすいという特徴があります。ミッキースワローはスタートの出遅れも多く、二の脚が遅いのでどうしても序盤の位置取りが後ろ過ぎてしまうのが難点で、今回の福島記念においてもなるべく前の位置につけてほしいというのがあります。ただ、先週の福島は外差しも結構決まっていたので、先行馬に有利すぎない馬場となれば届く可能性は高いでしょう。何れにせよ、早めに動いていく意識は必要かと思います。
福島の2000mは夏の七夕賞やデビュー年に走ったひめさゆり賞を優勝しており、1800mのいわき特別も3着入線といったように、福島は3戦して全て馬券圏内と安定しております。今年の七夕賞は淀みないペースでミッキースワローも序盤は脚を使わされましたが、そんな中でも中団からコーナーで一気に前の列まで進出し、直線では序盤で先頭に立つとクレッシェンドラヴの猛追を3/4馬身しのいで見事に勝利する好内容でした。前半脚を使わされながらも勝利する強い勝ち方をしております。
大外ぶん回しだけでなく、七夕賞の時のように展開に頼りすぎない力量勝負でも結果を残しているので、今回の福島記念においてもトップハンデを背負ったとは言え、高いパフォーマンスを披露してくれると期待しております。ということで、今年の福島記念はミッキースワローに重い印を打って勝負したいと思います。