迎える暮れの大一番、グランプリ前に行われるのは障害界の総決算「中山大障害」です。昨年は一昨年の1～3着と全く同一の馬で着順も同一で決着する珍しい結果となりました（1着オジュウチョウサン、2着アップトゥデイト、3着ルペールノエル）。リピーターの活躍が多いという印象が強いですが、実際はどんな傾向があるのか？今回は過去10年間のデータをもとに人気や脚質といった基本的なカテゴリーを中心に中山大障害の傾向を探っていきたいと思います。

■「1,2番人気」が堅実

「1番人気」は最多の4勝をあげ、複勝率は70.0%。「2番人気」は勝利数は2勝のみですが、2着4回で連対率は60.0%とまずまず。過去10年で3着内に入った述べ30頭中26頭が「5番人気内」の馬でした。「11番人気以下」は「0-0-1-35」となっており、大穴が絡むケースは稀です。

オッズ予想

下記のオッズ予想は登録馬の独自のオッズ予想になります。正式オッズは馬券発売後に随時公開されますので、必ず主催者発表のものと照合しご確認ください。

■「内枠」＆「先行馬」が好成績

コースは中山競馬場の障害4100mを使用。「1,2枠」が「1-0-2-24」なのに対し、「7,8枠」は「3-5-4-28」と、外枠が好走しております。脚質は、最多の6勝をあげ、3着内の頭数が一番多い「先行馬」が中心です。また、「逃げ馬」も勝利数は1勝のみですが、2着4回と連対の成績は優秀です。

該当馬先行馬候補

アップトゥデイト
ニホンピロバロン
ミヤジタイガ
ルペールノエル
マイネルプロンプト

■馬体重は「-3kg～+3kg」に注目

馬体重は、最多の6勝をあげている「-3kg～+3kg」に注目。

■年齢は「5歳」に注目

年齢は最多の4勝をあげている「5歳馬」に注目。性別は「牡馬」が中心で、「牝馬」は2013年に2着に入着したハッピーティア（8番人気）の1頭のみ。

■前走が「東京ハイジャンプ」だった馬に注目

前走は最多の3勝をあげている「東京ハイジャンプ」に注目。前走着順は5勝をあげ、3着内の頭数が一番多い「1着馬」に注目。前走が「5着以下」だった馬は「0-3-3-63」で、勝ち馬は出ておりません。

■騎手は「石神深一」に注目

騎手は唯一2勝をあげている「石神深一」に注目。

※現役騎手のみを表示しております。