【目黒記念2022予想】休養効果で“変わり身”期待!伏兵プリマヴィスタ
ダービー直後の東京最終レースは歴史あるG2「目黒記念」です。中長距離重賞戦線で活躍するマカオンドール、アリストテレス、ボッケリーニなどの有力馬に加えて、オープン・3勝クラスを勝ち進めてきた新興勢力も面白そうな馬が多数揃っています。
そんな中で注目しているのは、ハーツクライ産駒の5歳牡馬プリマヴィスタです。前走3勝クラスの三方ヶ原Sを勝利し、勢いを付けての参戦となります。前走の勝利まで3勝クラスを10戦して一度も馬券圏内に入ってこなかった馬ですが、ようやく勝って約2年ぶりの重賞挑戦ということで陣営としてはここは何としてでも格好をつけたいところ。
前走の三方ヶ原Sは重賞でも通用しそうな勝ちっぷりだった。時計も芝2200mの日本レコードとなる2分9秒0をマーク。前日の京都新聞杯でアスクワイルドモアが2分9秒5をマークしてレコードを叩き出したのですが、翌日に0秒5も時計を縮めてすぐさまレコードを塗り替えてきました。速い時計が出やすい高速馬場だったこともありますが、今の東京の馬場なら再びこの馬の持ち味が生きてくるでしょう。
約4か月の休み明けをレコードタイム、かつ上り最速で勝ち切ったのはやはり高く評価したい点。23戦して上り最速は前走を含めて3度しかない馬ですが、ここへ来て高いパフォーマンスを見せてきました。これまでかなりハードな使われ方をしてきたので、休養の効果が大きく出たのでしょう。
また、その3度の上がり最速のうちの1度は今回コンビを組む幸英明騎手とのコンビで出したもの。昨年6月の3勝クラスで初コンビを組み、メンバー上がり最速34秒9をマークして4着に善戦。幸騎手にとっても感触の良いレースだったはずです。今回は斤量が過去最軽量の53kgとチャンスも十分。馬場、ハンデ、勢いと好条件が揃っているここは、穴をあける可能性は十分にある1頭であると言って良いでしょう。