今週の東京の土曜メインは2歳重賞「サウジアラビアロイヤルカップ」です。重賞格上げ前にいちょうステークスとして開催していた頃からクラシック戦線やその他のG1戦線で活躍する馬を多数輩出しており、若駒の出世レースとして注目を集めている一戦です。今年で開催5回目と歴が浅いのでデータの材料としてはそこまで多くはありませんが、今回は新設重賞として開設された「いちょうステークス（G）」を含む過去5年間のデータをもとにサウジアラビアRCの傾向を探っていきたいと思います。

■人気サイドが好成績、堅実な決着傾向

「4番人気」が最多の2勝を挙げており、勝率（40%）がトップです。「1・2番人気」は連対数と3着内の回数が最多タイで、連対数（60%）と複勝率（80%）がいずれもトップです。3着内に入った15頭中13頭は「4番人気内」の馬で、上位人気が堅実です。「8番人気以下」が3着内が0回となっており（0-0-0-24）、穴馬はほとんど絡みません。堅実な決着傾向が強い一戦となっております。

予想オッズ

下記の予想オッズは登録馬の独自予想オッズになります。正式オッズは馬券発売後に随時公開されますので、必ず主催者発表のものと照合しご確認ください。

■「真ん中より外の枠」＆「先行脚質」が好成績

コースは東京競馬場の芝1600mを使用。枠番は、「5枠」が最多の2勝を挙げており、連対数が最多です。好走率ベースでも、勝率（25%）・連対率（37.5%）・複勝率（37.5%）の全てにおいてトップです。また、「1～4枠」が連対数が2回に対し、「5～8枠」は連対数が8回と多く、真ん中より外の枠が好走傾向にあります。

脚質は、「先行」が最多の3勝を挙げており、勝率（20%）・連対率（20%）・複勝率（40%）の全てにおいてトップとなっております。前で競馬をする馬が好走しておりますが、「逃げ」は3着内が0回となっており不振です。

■馬体重が減っている馬が好走傾向に

馬体重の増減は、「-9～-4kg」が3着内の回数が最多で複勝率は45.5%と高く、「-19～-10kg」も3着2回で複勝率は100%です。勝ち馬は馬体増の馬が多いですが、2,3着は馬体減りしている馬が多く、好走率も高くなっております。

■「牡馬」が中心。「牝馬」は「4番人気以上」なら

性別は基本的に「牡馬」が中心ですが、2018年は1・3着に「牝馬」が入線しております（1・4番人気）。4着以下に敗れた7頭の牝馬は全て「5番人気以下」でした。4番人気以上に推された牝馬であれば性別で割り引く必要はなさそうです。所属は、東西で大きな差はありません。

■前走は「新馬・未勝利」、前走着順は「1着馬」が中心

ほとんどの出走馬が新馬、または未勝利を勝ち上がってきた馬なので、必然的に前走は「新馬・未勝利」、前走着順は「1着馬」が占めるかたちとなります。

■騎手は「戸崎圭太」騎手に注目

騎手は、今回騎乗する騎手の中で唯一連対経験がある「戸崎圭太」騎手を注目騎手に挙げたいと思います。

※現役騎手のみを表示しております。