【ラジオNIKKEI賞2022予想】ショウナンマグマ✕菅原明良、今度こそ逃げる?
今週から開幕する福島競馬場では、日曜日3歳限定重賞のラジオNIKKEI賞が行われます。3歳限定では珍しいハンデ重賞ですが、秋の飛躍を狙うには重要な一戦となります。
今年もダービーに出走できなかった牡馬10頭、牝馬3頭の計13頭がチャレンジしてきました。その中で注目しているのは、ザファクター産駒のショウナンマグマです。
ショウナンマグマは前走ダービー出走を目指してプリンシパルステークスに出走し、5番人気に推されたものの11着と大敗し、ダービーに駒を進めることはできませんでした。ただ、このプリンシパルステークスは、最内枠から好位置を取ったかと思ったと同時に掛かってしまい、そこからは他の馬達が落ち着いて走っている中、唯一掛かりっぱなしでラストの直線に入るという大敗必然というレースをしてしまったのです。あれだけ掛かってしまえば、勝負になる訳がないくらいでしたので完全に度外視できるレースでしょう。
2走前は、中山1800mの1勝クラスに出走し逃げて直線では突き放して8馬身差の快勝をしており、力がないはずがありません。戦績を改めて見てみると、これまで1800mは2戦2勝なのに対して、2000mは4戦4敗で一度も馬券圏内に入っていません。たった1ハロンしか違いませんが、前走の2000mから1800mになる今回は巻き返す要素は十分にあるはずです。
また、その2走前から乗っている菅原騎手は緒戦を快勝し、前走は自信もあったはずです。ところが掛かり通しでの大敗で、この馬の注意点も把握できたでしょう。菅原騎手と言えば、4年目の若手のホープで今年はオニャンコポンとのコンビでクラシック戦線で上位を賑わせました。今年のリーディングも11位と実力も備わってきています。ショウナンマグマの悪い点はしっかり治すように乗ってくるでしょう。
この馬としては8馬身差で逃げ切った1勝クラスの内容を見る限り、逃げて馬に気持ちよく走らせる競馬がやはり合っている印象。控える競馬ではエキサイトしてしまうのは前走で把握済みですし、開幕週の高速馬場でハンデも53kgと恵まれているここは、逃げれば十分残せそうな気配です。
ということで、3歳ハンデ重賞のラジオNIKKEI賞は、前走が度外視できるショウナンマグマと若手のホープ菅原騎手のコンビが、しっかりと前走のリベンジを果たしてくれることに期待して応援したいと思います。