エプソムC(2022)のサインは“井上尚弥選手による3団体統一王座獲得”!推奨馬2頭は?
梅雨前線がようやく北上し、梅雨入りした地域も多いでしょう。今年は例年よりもやや遅れ気味な印象ですが、明ければ本格的な夏到来ということで、夏はもうすぐそこまで来ています。
さて、競馬界では一足先に夏競馬へ突入。今週は春競馬を締めくくるG3「エプソムカップ」が東京で開催されます。1800mのG3ということでマイルから中距離まで様々な路線から有力馬が集結する一戦です。
今回もサイン理論で同レースを予想してきたいと思いますが、今回サインとして取り上げたいのは「井上尚弥選手による3団体統一王座獲得」です。先日7日、さいたまスーパーアリーナにてWBAスーパー&IBF世界バンタム級統一王者・井上尚弥選手と、WBC同級王者ノニト・ドネア選手による王座統一戦マッチが開催。井上選手が2回TKO勝ちを果たし、日本人初の3団体王座統一に成功した。
競馬に例えるなら「スプリント」「マイル」「中距離」の3つのG1を制すみたいなものでしょうか。さすがに今回そんなモンスター級の馬は出走しませんが、3つの異なる距離で勝利を挙げている馬はいます。1頭目は「ザダル」。マイルの京都金杯(G3)、1800mのエプソムC(G3)、2000mのプリンシパルS(L)と3つの距離でオープンを勝っており、レース幅の広さが際立ちます。昨年のエプソムCの覇者ですし、得意な東京コースで鞍上も最近調子が上がってきたD.レーン騎手なら無視できない1頭でしょう。
もう1頭は「トーラスジェミニ」。マイルで3勝、1800mで3勝、2000mで2勝とこちらも3つの距離で快勝しており、レースも七夕賞(G3)、東風S(L)、ディセンバーS(L)とレベルの高いところで結果を出してきました。逃げ馬故に勝つか惨敗かの極端な成績ですが、自分の競馬が出来た時は強い1頭です。最近は前にも付けれず精彩を欠いている印象がありましたが、前走のダービー卿CTでは12着敗退も番手からの積極策でラストも見せ場は作れていたので、やや復調気配は見せてきました。飛ばしていきそうなメンバーでもないここはようやく自分の競馬が出来そうです。
ということで今年のエプソムCは、プロボクサー井上尚弥選手の「3団体統一王座獲得」をサインとし、3つの異なる距離で勝利実績がある「ザダル」と「トーラスジェミニ」の2頭を有力視したいと思います。今回もコジツケばかりでかなり無理やりな予想となってしまいましたが、色んな予想の楽しみ方があるという事でご容赦いただきたいと思います。